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地域一番物流企業のつくり方



【地域一番物流企業のつくり方】転職より異動 / 橋本直行 (2017年05月26日)

今回の執筆コンサルタント

橋本直行

橋本直行

物流企業の業績アップ戦略・戦術の立案及び具現化を専門テーマとする。
販促・営業ツールの企画立案から、個々の担当者の営業力アップ手法まで、荷主獲得の具体的サポートを行なう。最近は、物流企業の人材採用・定着力アップのノウハウも豊富に蓄積している。
各種研修・講演会の講師経験も豊富。中堅物流企業、物流子会社の参謀役として、全国を飛び回る。


1972年 兵庫県尼崎市生まれ
1995年 関西学院大学 法学部 政治学科 卒業
1997年 船井総合研究所 入社
2005年 物流企業経営研究会「FUNAIロジスティクスアカデミー(現:ロジスティクスビジネス経営研究会)」をスタート



 多くの物流企業にとって、社員の定着率のアップは、喫緊の課題です。人材不足の今、企業にとって、既存社員に辞められるのは非常に痛いと言えます。しかし、その裏で、社員の転職に対するハードルは下がっています。そのため、社員の定着率は、なかなか上がりません。


 ここで、一つの本質を押さえるべきです。それは、他社への転職のハードルは、他部署への異動のハードルよりは高いということです。他社へ転職するくらいなら、社内で部署異動した方が、リスクは小さいのです。


 心の底から現在所属している会社を嫌にならない限り、「他部署・他部門へ異動できるなら、今いる会社に残りたい」と考える人は、少なくないはずです。ですから、企業としては、部署異動の希望が挙がりやすく、かなえられやすい仕組みを創る必要があります。


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 例えば、弊社会員企業のS物流社では、全社員に対して、次のような項目の記名式アンケートを定期的に行っています。


① 役職者になってみたいですか? (すでに役職者の方は、さらに上級を目指しますか?)
② 部署異動について、希望・相談はありますか?
③ ②で「ある」とお答えになった方は、希望部署はどちらですか?
④ ②で「ある」とお答えになった方は、部署異動の希望理由は何ですか?
⑤ その他、やってみたい職種や仕事、会社への提案があれば、自由に記載してください。


 回答は、各自がスマホやパソコンを使って入力し、自動集計されます。それらの内容を経営陣が確認し、検討します。


 もちろん、希望がすべてかなえられるわけではなく、会社の方針や戦略と照らして検討されるわけですが、社員にとって、このような声を上げられる機会があることは、離職の防止になります。


 転職されるくらいなら異動させる...とても重要な方針です。部署異動のハードルを徹底的に下げましょう。


●記載元 : 物流・運送・ロジスティクスの業界の総合専門誌『物流ウィークリー』



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