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無意識の「ひき逃げ」も 思い込みは重大リスク / 『物流ウィークリー』ニュース (2017年07月19日)

「医者ではない人が負傷者にばんそう膏を張って、それで応急処置を施したとして現場を立ち去っては絶対にいけない」と地方警察の交通担当官。最近、特に耳にする機会が増えた感もある無意識による「ひき逃げ」に警鐘を鳴らす。ほかにも交差点事故における過失の判断や、いわゆる「残酒」に対する思い込みによって予想外の事態に追い込まれる可能性を指摘しながら、「トラックなど職業ドライバーに限った問題ではなく、自動車のハンドルを握るすべての人に再認識してほしい」と呼び掛ける。


■ひき逃げ扱い
「車とぶつかりそうになって転んだ自転車の子ども。接触したかは明らかでないものの、擦りむいた子どもの膝からは出血が。そのとき、あなたならどうするか」。
岡山県内のホテルで開かれた運輸関係の会合後の宴席で、交通事故の現場行政に詳しい担当官が尋ねた。ザワザワッとなった会場からは「子どもの自宅に電話を入れる」「病院に連れて行く」といった声が聞かれたが、担当官は「こうしたケースで、無意識のままひき逃げ犯の扱いにされてしまうケースがある」と警告した。


道路への飛び出しを怒られると考えた子どもが、現場から逃げるように立ち去ってしまうのは珍しいことではないという。「しかし、家に帰ってきた子どもの異変に気付いた家族が事情を聞き、警察に届け出た時点で、車のドライバーは救護義務違反、いわゆるひき逃げ犯となってしまう」というのだ。


仮に、怪我の状態を確認したうえで、傷口にばんそう膏を張るなど手当てし、「自宅の電話番号を聞いたが教えてくれなかった」と主張しても、ひき逃げ犯の扱いは変わらない。「どんな軽微な状況であっても最寄りの警察署に連絡を入れることで、そうしたリスクは避けられる」と助言する。


■右折に直進車
多くの事故現場を見てきたという担当官が次に指摘したのは「交差点事故での思い込み」。一般道路における交通事故で最大の危険エリアとされるのが交差点と、その付近。担当官が例示したのは過日、管内で発生したというトラックと乗用車の衝突事故。右折動作に入っていた大型トラックに直進の乗用車が突っ込んだというもので、「現場周辺では当時、『だいぶ手前でトラックが右折しているのは見えていたはずで、あれは直進車のほうが悪い』とする目撃証言も多く聞かれていた」と担当官。


しかし、「そうした証言があったとしても我々(警察)の見方は異なるということ。いわゆる『右直事故』では直進車に信号無視などの悪質違反がない限り、基本的に優先は直進車ということになる」と説明。もちろん直進車にも前方を注視して運転する義務があり、衝突した時点で義務違反を問われるために過失がゼロになることはないというものの、「どの段階まで右折の動作に入っていれば(直進車より)優先されるはず――といった誤った思い込みは捨てて欲しい」と注意を促す。

 

■残酒のリスク
最後は、いまさらながらの飲酒運転。ただ、担当官が警告するのは「前夜のアルコールが体内に残った状態で運転する、いわゆる『残酒運転』のケース」。一時停止や歩行者妨害など違った違反行為で車両の停止を求めた際、「それが早朝ならアルコール反応が出る場合も少なくない」。一時不停止や歩行者妨害といった軽微な違反(いずれも2点)であっても、酒気帯びの状態(呼気1L中のアルコール検出濃度0.15~0.25mg未満)だと同14点、さらに同0.25mgを超えた場合は25点で免許停止だけでなく、少なくとも向こう2年間は再び免許を取得できない。


飲酒状態でハンドルを握るドライバーは論外として、気を付けたいのは自身が一番わかっている残酒の状態。アルコール健康医学協会のデータによれば、いわゆる「酒の1単位」が体内から消えるには約3~4時間が必要という。この1単位を酒類別に見ると「ビール500mL(アルコール5度)」「日本酒1合(同15度)」「焼酎0.6合(同25度)」といった具合。これは体重60kgの人が30分間で飲んだという前提での目安であって個人差はあるが、例えばロング缶のビール2本もしくは、2合の日本酒を前夜に飲んだとすれば、少なくとも8時間を経過しなければ残酒運転のリスクがあることを頭に入れておきたい。










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