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EVシフト 100年に一度の大転換

成沢 拓也 氏  2018/08/27

 

今、世界の自動車産業には100年に一度といわれる大転換が訪れています。

 

1908年のT型フォードの発売依頼モビリティの主役となり、そして製造業としても中心的役割となっていた自動車産業でありますが、その自動車産業が大きく変わろうとしています。その流れを「EVシフト」といいます。

これまで自動車の主役は内燃機関を搭載し化石燃料をエネルギーとしていましたが、世界の自動車産業界はその開発をバッテリーとモーターで走る電気自動車(EV)に一気にシフトしています。
EVシフトはコネクテッドなどの技術革新との相性、環境負荷が少ないというメリット、シェアリングといった利用方法の拡大なども考えられることから今後一気に加速度がついて進むことでしょう。

世界に目を向けるとEV先進国と言われているドイツや中国では、2030年~2040年までには内燃機関を搭載する自動車の販売を停止するといった政策を発表していることから、EVシフトを積極的に後押ししています。
特に世界最大の市場でもある中国では、ボルボとのタイアップで開発を進めているGeely、モバイル用リチウムイオンバッテリーメーカーだったBYD、中国政府の管轄下であったこともあるSAICグループといったメーカーがしのぎを削る形でEVの普及が進んでいます。

一方日本政府は2050年までにEVを含めたハイブリッドカーの普及を進めるといった、世界のEVシフトとは距離を置いた政策を進めています。

現在は世界の自動車産業をリードしている日本の自動車メーカーですが、これまで他の産業がそうであったように、世界のルールに日本ルールが取り残される形で衰退する、いわゆる「ガラパゴス化」が進む可能性も否定できません。

言わずもがなですが自動車産業は大きな産業であり、その裾野も広く製品のみならず原材料を含めると巨大な市場であります。 その自動車産業の勢力図にもし変化があるとすれば、多くの企業にとって影響を受けることは不可避でしょう。

物流企業にとっても目をそらすことができない「EVシフト」、ぜひこの機会に一度学んでみてはいかがでしょう。




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