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女性の視点で見直す人材育成

成沢 拓也 氏  2019/02/18

ここ数年、人材活用の話の中でダイバーシティ/ダイバーシティマネジメントという言葉をよく耳にするようになりました。

ダイバーシティとは多様性を意味する言葉で、一般的にダイバーシティマネジメントと呼ぶ場合には企業がジェンダー:性差(国籍、セクシャリティ、文化、宗教)に関係なく活躍できる体制作りをすることを意味します。

日本では戦後から高度経済成長を経験する中で、多くの企業が「大卒」「一斉採用」「正社員」「日本人」「男性」といった特定の属性の人たちのキャリアを前提としたシステムを構築してきました。
当然、この属性から外れる人たちはマイノリティとなり、出世街道に乗ることなく単純作業やライン作業員として働くか、女性であれば出産を機に退社するような働き方がごくあたりまえのこととして続いてきました。

ところが、最近になって女性活躍推進法や人口構成の変化および人口減少による人材難が現実になってきたことから、ダイバーシティ/ダイバーシティマネジメントといった言葉とともに、これまでマイノリティだった人の躍で人材難の課題を解決しようという流れが起きているのです。

本書はこれまでこちらでも何冊かご紹介させていただいた中原淳先生と、トーマツデトロイトの日本法人であるトーマツイノベーションの共著ですが、上記で述べたマイノリティの中で一番身近である「女性」に視点をあて人材育成の本です。

ダイバーシティマネジメントを考えるのであれば、最も身近なマイノリティである「女性:マイノリティの中のマジョリティ」が活躍できることを出発点として考えるというのはまったくもって当然の戦略だと思います。

本書では数多くの資料やインタビューを通して、女性の視点で誰もが働きやすい最高の職場について掘り下げています。
読み進めるとこれまでのマジョリティである多くの人が考えている「女性はこうだから」といった思い込みが、実は多くは間違えであることがわかります。
それとは別に、女性が活躍するために職場が配慮すべきことも、わかりやすく書かれています。

平成が終わろうとしている今、次の時代に残る企業は間違いなくダイバーシティが実現している企業です。変化を実現するためには今行動する必要があります。 自分の会社のダイバーシティマネジメントがまだまだだと思った方は、ぜひこちらの本を参考にしてください。




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