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アキラとあきら

吉岡泰一郎 氏  2017/09/28

 

わたしの長女の名前は「慧(あきら)」です。
とても仲良くしてもらい、いろいろ教わっている同級生経営者は「彰(あきら)」です。
幼馴染で今でも飲むのは「章(あきら)」です。 ・・・

池井戸潤さんの作品は、そもそもほとんど読んでいますが、
娘(あきら)達に渡したら喜ぶかと、、、すぐに購入しました。

物流社長に関係ない娯楽小説と思われそうですが、経営者が頭を休めながら読むのに最適だと思います。
分厚いですが、一気に読めます!?


 内容紹介 (Amazonより)

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。

元銀行員であり、現在、会社を経営している端くれとしては、
"銀行員の葛藤"も、"経営者の孤独"も感情移入をしやすい小説でした。

"お客様の求めること"と、"出世・社内(行内)の評価"には、乖離もあります。
そこで、何かの判断を求められたとき、「正義」や「自分の思い」を貫くか、
「見栄」・「嫉妬」・「プライド」・「私利私欲」、場合によっては「人間関係」などにより、
違う判断に傾くのか、人間らしさ・人間臭さの人物描写がとにかく秀逸です。
(良くも悪くも、周りにもいそうです・・・)

「三友銀行」の名で登場する、おそらく古巣が"悪の権化"のようになっていること、
片や「産業中央銀行」の名で登場する、おそらく著者の出身銀行が
(登場人物によっては、一部悪役もいますが・・)正義に溢れていることも
フフッと笑ってしまうくらい楽しめました。

『読書の秋』に、力を入れずに読める一冊としてお薦めします。




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