トップ » 物流社長の本棚 » ジャンル  » 生き方・哲学  » 物流社長の本棚 / 短い内容の中で多くの教養を得ることができました

▼新着書籍


 

大人の教養

成沢 拓也 氏  2017/04/18


小学生の息子に読むよう薦められて読みました。

著者はNHKの記者、キャスターを経て、現在はフリーのジャーナリストとしてテレビにもたくさん登場している有名人です。
リベラルアーツ(一般教養)の重要性と、大人として知っておくべき一般教養7科目についてわかりやすく解説されています。
著者自身も東京工業大学のリベラルアーツ(一般教養)教育の教壇に立っている現役の教授です。

日本の大学では一般教養(パンキョー)と呼ばれる一般教養ですが、企業側の「即戦力を求めたい」という声や、学生たちの「パンキョーは役に立たない」といった評判もあり、多くの大学では教養課程がなくなってしまったそうです。
そのせいがあってか、最近の大学生は教養が無いとか常識が無いだとか言われることが多いそうです。(昔から言われていたことかとは思いますが)

僕は、1990年に大学に入りましたので、一般教養をしっかり学んだ世代ですが、恥ずかしい話ですが授業をちゃんと聞いていなかったので、当時学んだ内容はほとんど覚えていません。

本書では、宗教、宇宙、人類の旅路、人間と病気、経済学、歴史、日本と日本人の7つの項目に分けて解説されています。
どの項目も、
「なんとなくわかっているつもりだけど、そういうことだったのか」
「名前は聞いたことがあるけど具体的なことは知らなかった」
といった内容がたくさんあり、短い内容の中で多くの教養を得ることができました。

アメリカのハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、女子大のウェスリーカレッジ(ヒラリークリントンの卒業した大学)では、それぞれリベラルアーツをしっかり学んだあと専門の過程に進むそうです。

教養とは「自分を知ること」と書かれていますが、自分の教養のなさを痛感することでまさにその通りだと思いました。
どうしても、すぐ役に立つことを学びたいと思ってしまいますが(年齢をかさねるとさらに)、「すぐ役に立つことはすぐ役に立たなくなる」と書かれている通り、すぐに役に立たないことこそ、しっかり学んでおくことが大事なのだと思います。

普段は専門知識の勉強を多くしている人も、たまには一般教養(リベラルアーツ)を学んでみてはいかがでしょう?
自分について新たな発見があるかもしれませんよ。
お勧めの一冊です。



アイコン このテーマの無料テキストダウンロード

Share