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采配

吉川国之 氏  2016/6/14


管理職の課題図書として橋本さんに薦められたことから私も読んでみました。

私自身の落合氏に対する監督としての評価が、いかにマスコミの報道に影響されていたのかを知ることになり衝撃を受けましたが、それ以上に彼の優れたリーダー論には驚きを隠せませんでした。

特に印象に残った言葉を3つ紹介します。

まず、「ミスは叱らない。だが手抜きは叱る。」という言葉。
失敗は誰にでもあることなので責めたりしないが、自分のできることをやらなかった時は叱る。
近年、「社員は褒めて伸ばせ」といった論調が多くを占めることに違和感を覚えていたので、この明確な基準は胸がすっきりする思いになりました。

次に、「好きにやることには責任が伴う。好き勝手とは違う。」
好きにやらせて欲しいという割に、何がなんでも結果を出そうという気持ちを感じない社員が多くなってきていますが、私自身も好き勝手ではなく、自由には責任がついて回ることを自覚しなければいけないと改めて感じました。

そして最後が、「職場に居心地の良さを求めるな。」
仲良しで和気あいあいとしている職場は理想的に感じますが、これが行き過ぎると緊張感が無くなって向上心や目指すべき目標さえも見失ってしまいかねないということを言っているのだと解釈しました。
職場は、仕事を通しての大人の関係を構築する場所。
その前提は、会社の目標を絶えず求める上での仲の良さでなければいけないということでしょう。

2011年に出版された本ですが、苦労人だった落合氏らしい独特の視点が盛りだくさんで紹介されていて、古さをあまり感じさせない本です。

管理職だけでなく、経営者にとっても良書だと思います。




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