ここ数年で定着した廃棄物ビジネスのなかに、「廃棄物管理ビジネス」がありますが、
新たな局面を迎えているようです。
9年ほど前から出現したそれは、現状からのコスト削減型モデルでしたが、業態は確立されておらず、
共通パターンは出来上がっていません。
支払い代行を含む金融機能を持つ企業もあれば、収集は自社が受け持つ企業もあり、事務機能のみの
企業もあります。
導入当初はクライアントも満足をしていたものの、年月とともにメリットが薄くなっていく例も
目立ちました。
排出元の声を聞けば、多店舗展開の事業系一般廃棄物扱いでは、一時的利用を公言する企業もあります。
コスト削減型のケースでは、削減提案の実施が定着してくると、そのお付き合いでのメリットが
薄くなってもいました。
「何のために管理会社を通しているのか分からなくなってきた」との声もあります。
しかし、チャンスも生まれています。
処理施設の能力の限界が売り上げの限界ならば、売り上げの天井は中間処理業の宿命でもあります。
価格下落攻勢が続く現在は、利益率も下がっていることもあり、具体的な手を打てないままに
月日が流れていきます。
自社の得意なものだけを提案することは、廃棄物処理業界のこれまでの形ですが、
本当の意味で顧客の望む廃棄物処理業にならなければなりません。
自社本位ではなく、顧客本位のビジネス提案に変えるために、廃棄物処理業は自社の売り上げを減らす
提案をする時が訪れているのです。
これまでは、いくらコンサルティング営業と言っていても、自社施設使用のものを他社を使う提案に
切り替えた企業は少なかったものです。
しかし顧客のことを思えば、削減提案こそが廃棄物処理業が責任を持って取り組む時代になっているのです。
もし自社が削減提案をしなくても、管理会社が削減提案して入り込まれてしまう日も来てしまいます。
顧客の思想は明確に絶対的な安さです。
しかし、単なる値引きはもっとも愚かで、相場を崩してしまうだけです。
だからこそ、減量提案で先方のコストダウンを手伝える廃棄物処理業になってください。
それが、今後の廃棄物処理業の生きる道のひとつの方向なのでしょう。
◆下記のページで、物流企業が参入できる廃棄物管理(静脈3PL)についてイラスト入りで
詳しくお伝えしています。是非ご覧ください!
⇒ http://www.ecologi.net/consulting/3pl-business.html
◆執筆コンサルタント紹介
貴船 隆宣 プロフィール
廃棄物処理業経営サポートから組織マネジメント、営業強化を担当。
社業界では数少ない廃棄物処理業専門のコンサルティングに従事。
自らが現場の中に入り込み、その実状に適した企業活性化や組織強化を得意とする。
特に最近は「勝ち組」となる為の強みを活かした営業戦略と、独自の「産廃マーケティング」を活用したその仕組つくりに注力しており、全国各地域にて複数の成功を収めている。
どんな時にも直ぐに成果の出る支援を心がけている。













