化石燃料の代替燃料として、今、国内の大手企業を中心にバイオ燃料(ジャトロファ)が注目されています。
バイオ燃料には、ガソリンの代替燃料となるバイオエタノールと、重油・軽油の代替燃料となる
バイオディーゼル燃料があります。
バイオエタノール燃料の原料としては、さとうきび、米、とうもろこし、麦、廃木材などがあり、
一方、バイオディーゼル燃料の原料としては、廃食用脂と植物由来のジャトロファ、菜種、パーム、
ひまわりなどがあります。
このように、様々な原料がバイオ燃料となりますが、バイオ燃料の中でも廃棄物由来系燃料は、
「廃棄物の奪い合い、買取価格の競争など」から、マーケットは縮小傾向にあります
また、食用&植物由来系は、「食とのバッティング」が常に取り沙汰されてしまうため、世論が得られないと
難しいでしょう。
今、注目されているのが、「食物とのバッティング」が生じない、非食用&植物由来系のバイオ燃料、
ジャトロファです。
ジャトロファとは、高温多湿の熱帯地方に生息する、高さ5メートルほどの落葉低樹です。
特徴としては、、干ばつや害虫に強く、やせた土地や、年間雨量400ミリリットル以下の土地でも
生息可能なことです。
ジャトロファビジネスは、マーケットとして魅力的な要素を持っていますが、まだ導入期のビジネスでもあるため、
事業実施主体での事業運営面、安定供給面、オイルの品質面などにおいて、今後十分に改善していく必要があります。
実際、「安定供給が確保されるなら、ジャトロファオイルを導入したい」、「ジャトロファビジネスの
事業化を推し進めたい」と考える企業はたくさんいらっしゃいます。
物流業界でも、バイオ燃料に興味を持ち、積極的に情報収集している企業も存在しており、数年後、
市場が拡大し日本でも普及する可能性の高い次世代燃料ジャトロファに、注目する価値は大いにあります。
●記載元 : 物流・運送・ロジスティクスの業界の総合専門誌『物流ウィークリー』
■執筆コンサルタント紹介
岡崎 聡志プロフィール
船井総合研究所に入社後、環境関連企業・製造業・サービス業などに対し、
経営改善に向けたコンサルティングを展開。
専門は廃棄物処理・リサイクル処理企業の経営改善及び組織改善。
現在、新分野として地球温暖化防止に伴う、
排出権取引ビジネスを行っている。













