お問い合わせ

トップ » ズバロジ!インタビュー  » ズバリ商品インタビュー  » 業務請負の基本とカラクリ 業務請負、業務委託契約大丈夫ですか!?

ズバリ商品インタビュー



業務請負の基本とカラクリ 業務請負、業務委託契約大丈夫ですか!? (2012年07月05日)

株式会社船井総合研究所

2012.7.5
「ズバリ商品インタビュー」 Vol.15
株式会社船井総合研究所 人材ビジネスコンサルティングチーム 山内 栄人


ズバリ商品インタビュー第15回は、弊社、人材ビジネスコンサルティングチーム 高付加価値型アウトソーシング研究会主宰の山内栄人にお話を伺いました。


株式会社船井総合研究所

インタビュアー(以下、島田):山内さん今日は宜しくお願いします。社内の人にインタビューするのは今までに無い取り組みなので、逆に緊張しますね。

山内さんは主に、人材派遣会社向けにコンサルティングを行っているのですが、このたび『「業務請負」の基本とカラクリ』という書籍を出版され、物流業界にも関係があるとの話をお聞きしましたので、これは皆さんにもお伝えしないといけないと思いこの企画を立案させて頂きました。

今日は、どうぞ宜しくお願いします。



山内:宜しくお願いします。



島田:この本はタイトルに『人材派遣会社向け』と書かれていますが、この本の内容と物流業界の関係性はどこにありますか?



山内:この本は正に、タイトルにありますように『人材派遣会社向け』に書かせて頂きました。

この本の中にも書いていますが、人材派遣会社の源流は様々で、その中の一つに物流会社があります。元々、運送を行っていた会社が構内で梱包作業の受託を開始したり、倉庫内でのピッキング作業を受託したりして、いつの間にか人材サービス会社化しているケースもあります。

また、人材サービスは行っていないものの、そういった作業を受託し「請負契約」または「委託契約」で行っているケースは多く、本書はその「請負」や「委託」に関しての書籍になりますので、多くの物流会社に関係があるといっても過言ではないと思っています。



株式会社船井総合研究所

島田:その「請負契約」や「委託契約」にはどのような問題が潜んでいるのですか?



山内:適正に行われていれば、何の問題もありませんが、実際はそんなことは少なく、多くの現場で問題がある可能性が高いのです。その問題とは「偽装請負問題」です。



偽装請負問題とはどんな問題か?

島田:「偽装請負問題」とはどのような問題ですか?



山内:法律用語ではありませんので、定義は様々ですが、私が考える「偽装請負問題」とは、実態は「労働者派遣」にも関わらず、「請負や委託」契約で行うことです。

簡単に言いますと、
派遣とは・・・派遣会社が雇用する労働者を派遣して、派遣先の指揮下で役務の提供を行うこと。
請負とは・・・受託会社が雇用する労働者を、受託会社の指揮下で受託業務を行うこと。 となります。

凄く乱暴に言いますと、発注者の指揮命令や教育が受託企業の労働者に直接行われると危険となります。 そして、「偽装請負」状態は違法であり、取締りの対象になります。



株式会社船井総合研究所

島田:このような状態になっているとどうなるのでしょうか?



山内:最近は、マスコミで発注者の社名も含め公開されるケースが多く、お客様や取引先、そして自社の信用を失うリスクがあります。



また、最悪の想定では逮捕にまでなった事例も数件あります。



島田:それは怖いですね。



物流業界でも多い偽装請負の実態とは

山内:しかも、今年の3月に派遣法改正が可決され、今年の10月1日より施行されます。30日以内の日雇い派遣の禁止などもあり、物流業界では「派遣離れ」が顕著です。その代替として「偽装請負」を知らず知らずのうちに行ってしまっている可能性があります。そういった意味では、一度点検されることをお勧めします。

また、根本的な話になりますが、「我が社は大丈夫だろう」という思いで受託している事業であっても、上図の偽装請負の形に該当することはないでしょうか? これまで、物流企業様の「請負適正化診断」を相当数行いましたが、適正率は10%程度で90%は違法状態でした。これが実態です。そして、今年の秋には「偽装請負撲滅キャンペーン」が厚生労働省、全国の労働局によって実施される可能性が高いです。

そこで、手前味噌ですがこの度の著書『「業務請負」の基本とカラクリ』をお読み頂ければと思っています。



株式会社船井総合研究所

島田:確かに、この本は見開きで一つのテーマであり、図も入っているのでわかりやすいですね。



山内:せっかく書く側の立場になったので、自分が読みやすいと思えるような本にしました。硬い文章は限りなく少なく、現場のリーダーさんにも読んでもらいやすい内容になっているはずです。



島田:では、最後に一言お願いします。





山内:この本は、適正な請負のあり方は勿論、業務の受託に向けた方法論や採用、人材育成など『人』にまつわる課題に対する具体的な解決策をわかりやすく書かせて頂きました。人材ビジネスと物流業界は非常に近い業界ですので、必ず参考になる部分はあると思いますので、宜しければお読み頂けると助かります。


株式会社船井総合研究所

図解 人材派遣会社向け「業務請負」の基本とカラクリ
絶賛発売中!



著者:山内 栄人
出版:秀和システム



○山内 栄人PROFILE

国内中堅業務請負会社を経て船井総合研究所に入社。

船井総研では数少ない、製造ライン経験者。理論だけではなく、三現主義(現場・現物・現実)を貫き、現場に根ざした、入り込んだコンサルティングを得意とする。

■インタビュアー紹介
島田 裕一

氏名 : 島田 裕一

1985年生まれ。千葉県出身。 立教大学理学部卒業後、船井総研に入社。

入社後は廃棄物処理業、士業、物流業、と業種を問わず幅広いジャンルのコンサルティングに従事。

これまで手がけてきた士業のWEBコンサルティングにおいて、確実に集客できるサイト作りを行う。持ち前の元気さと明るさで日々業務に励んでいる。


※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。内容の検証は行なっておりません。ご了承ください。












Share