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情熱会員インタビュー



「情熱会員インタビュー」Vol.2 株式会社トーコン (2009年08月17日)

2009.08.19
「情熱会員インタビュー」第2回 株式会社トーコン 代表取締役、櫻井誠健氏

「情熱会員インタビュー」の第2回は、株式会社トーコンの櫻井誠健社長にお話を
おうかがいいたしました。

株式会社トーコン様は東京都大田区を本拠地とするノンアセットの現場請負、
プラスチック段ボールの販売を行なっていらっしゃいます。

櫻井社長は「FUNAIロジスティクスソサエティ」でも他の会員企業様を惹き付けていらっしゃる
「カリスマ社長」です!


同社の強みは人財育成、トーコンカリスマ社長桜井櫻井誠健氏の社員育成方法とは?



株式会社トーコン 代表取締役社長 櫻井誠健氏

インタビュアー:
まずは御社の業務内容について、お聴かせいただけますか?


櫻井社長:
基本的に弊社はノンアセットでの現場の請負、その中で部品のライン供給を担当しています。
また、少し毛色の違ったところで、プラスチック段ボールの取り扱いもしています。


ポリプロピレンでできた板状の物質をお客様のご要望に応じて、箱の中で製品を保護するための緩衝設計をするような仕事です。
段ボールのカートンって分かりますか?


インタビュアー:はい。


櫻井社長:
簡単に言えば、そのカートン部分がプラスチックで出来ている箱のことです。
そして、製品が箱の中で動いたり、傷が付いたりしないように設計をする、「緩衝設計部門」も別に設けています。
ただ、物流会社といっても、運送部門は持っていないんですよ。


インタビュアー:
主に二つの事業を行なっていらっしゃるんですね。
御社の特長・強みはどのような点ですか?


櫻井社長:
うーん。この手の質問はなかなか難しくて、いつも悩むところなんだけど、お客様からは、「トーコンさんは人を育てることが非常に上手い会社ですね」と言うお言葉を頂いたりします。
「30代のちょうどこれから油が乗ってくる年代に、良い人材が沢山いますね。」と言って頂けたりすると、とても嬉しくって(笑)。

そういう点で言うと、うちの会社の強みっていうのは、モチベーションが高い、ちょうどこれから中核として事業を担っていく人材が、企業規模の割に多いところかな、と思います。

そういえば、船井総研の青野さんにも同じような事を言われた事がありました。
以前、船井総研の3PL営業の研修を受けた際に、参加企業のチーム戦で、「どういう形で請負のプレゼンをするのか」って言う発表をしたらしいんですよ。

インタビュアー:
確か、2年ほど前でしょうか?


櫻井社長:
そう。
その時に、ほぼ満票に近い票数でうちの会社のチームが、一位に選ばれた事があって。


インタビュアー:
すごいですね!


櫻井社長:
でも青野さんは当時、トーコンなんて会社をぜんぜん知らなくて。
ただ、参加していた人間の士気の高さを感じて、「こういう人たちを抱えている会社は、かなりの規模・・・中堅どころの企業だ」と思い込んでいたらしいですよ。

その後、FLSにトーコンが入会して、うちの企業規模を聞き、自分が想像していたよりもずっと規模が小さかったことに驚いたみたいです。
お陰で、それからしばらく、青野さんには質問攻めにされました(笑)。

インタビュアー:
相当驚いたんでしょうね(笑)。


櫻井社長:
企業規模が大きいってことは、組織力が高いっていうことの表れでもあるでしょう?
それが、大きな規模ではない会社で、青野さんが感心したような人間がいるっていう事は、「一体どういう社長がいるんだ?どういう社長のもとでああいう人間が育つんだ?」って思ったそうなんですよね。


インタビュアー:
なるほど。他にも意外なところから社員の評価をされたというお話があるそうですね。


櫻井社長:
これもまた別のセミナーでの話なんですけど。
そこでご一緒したある女性後継者の方が、以前、うちの社員と研修で一緒になった事があったそうなんです。

その方はお父様の会社に中途入社されました。大変意欲的な方で、現場の意見を知りたく思い、若い社員さんにいろいろ問いかけたそうです。
すると、皆どうも前向きな話が出て来ない。「なんで今の若い人達はみんな否定的なんだろう?」と考えていた頃にちょうどうちの社員と会ったそうなんですよね。

そうしたら、うちの社員がものすごく意欲的で、目をキラキラさせて、「うちの会社はこうなんだ!僕のやっている仕事はこうなんだ!社長はこういう人なんだ!」とイキイキと話している事にビックリして、感銘を受けたらしいんです。

それで、後日初めてお会いした時に「あなたがあの社員さんの社長さんなのね!・・・よく分かった!!」と急に言われて(笑)。何が何やら分からなくて、一瞬キョトンとしてしまいましたが、お話を伺って、これまた嬉しくなってしまったという訳です(笑)。

それ以外にも、色んな場所で色んな方々から、うちの社員が意欲的だっていう話を聞くたびに内心にんまりしています(笑)。

インタビュアー:
それは嬉しいですね!大勢いた方のなかでも、一際輝いていたんでしょうね。


櫻井社長:
そう考えると、うちの会社の強みっていうのは、やっぱりうちにいる人材なんだなぁと思います。結局のところ企業は「人」だと思いますしね。





株式会社トーコン 代表取締役社長 櫻井誠健氏



■人材の育て方 -櫻井社長の取組み- 

インタビュアー: そうですよね。 櫻井社長はそんな社員の方々をどのように育てていったのですか?


櫻井社長:
実は、僕が入社した頃は、まだ意欲的な若手社員は少なかったんですよ。


インタビュアー:
そうなんですか!社長が入社されてから、どのような取り組みを行なわれたんですか?



櫻井社長:
自動車整備・販売をやっていたグループ会社にいた時、何も分からないまま、いきなり整備部門の責任者に任命されてしまって。
思い切って引き受けてみたものの、蓋を開けてみたら、社員に新しい知識の上積みがなくて、故障診断をするような車がくると、全て外注に出してしまっているような状態だったんです。

これではマズイなと思って、研修に積極的に参加してもらったりして、どんどん新しい技術を修得する勉強をしてもらいました。
もともと技術屋肌の社員ばかりだったから、実は、知識が足りなくて外注している事に内心苛立ちがあったみたいで。研修に参加し始めたら、すごく意欲的に、楽しそうに仕事をするようになって行ったんです。

インタビュアー:
なるほど。櫻井社長がよいきっかけを作ったんですね。


櫻井社長:
その時に、「人って、機会を与えると本当に変わるんだな」という事を実感しました。
もちろん「悔しい」という気持ちが根底にあったからこそだとは思うのだけど、本当に乾いた土が水を吸うみたいに、どんどん意欲的に勉強している姿を見て、とても嬉しく思ったのを覚えています。


インタビュアー:
社内の雰囲気もガラッと変わったのでしょうね。


櫻井社長:
変わりましたよ!全体的にバラバラだった現場がまとまり始めて。そうしたら、そんな現場に、だんだん他部署の社員も協力してくれるようになって。

この経験を通じて、いかに人の可能性を信じるかいう事と、真剣に、誠実に接するとその思いは相手に伝わって、心を開いてくれるんだな、ということを強く感じましたね。
今もこの想いがベースになっている気がします。

インタビュアー:
なるほど。社内改善の第一歩だった訳ですね。



■大きな転機となった「新卒採用」 組織間の壁突破「横のつながり作り」 

櫻井社長:
そうですね。それから、大きな転機になったのは、僕が常務時代に新卒採用を始めた事かな。


インタビュアー:
それまでは新卒採用は行なっていなかったんですか?


櫻井社長:
そうなんですよ。それまでは現場の作業員採用しか行っていなかったんです。
それが、初めて幹部候補として新卒採用をして、採用後も、どうやって定着させていくか?という事を本当に必死で考えました。

以前のうちの会社は部門同士の横の繋がりがなく、完全な縦割りだったんです。
だから社員が組織の中でお互いに刺激を受けることがなかった。

そんな中で、横の繋がりを創りたいなって思った事と、組織間の壁を壊したいと思って、新卒メンバーを集めて勉強会を開いたりもしました。

インタビュアー:
その勉強会は社長の発案ですか?


櫻井社長:
最初に仕掛けたのは僕です。初めは新卒社員だけが対象だったのだけど、皆に機会を均等に与えたいから、中途採用の人間もメンバーに入れました。
機会を均等に与えて、その中でチャンスを掴む人間を引き上げていくのが公平だと思ったし、組織の中で刺激を受ける良い機会だと思いましたしね。


インタビュアー:
櫻井社長はずっと社内改善や人材教育に力を入れていらっしゃったんですね。


櫻井社長:
改めて振り返ると、そういうことになるのかな。本当に社員に幸せになってもらいたい!と思って、真剣に考えていましたから。


インタビュアー:
そんな社長の姿を見ているからでしょうか?
私もトーコン様の社員の方はとても「ハツラツ」としていると感じました。


櫻井社長:
そう言って頂けると嬉しいです(笑)。みんな仕事が好きだし、お客様のためならば、泥だらけになるくらい真剣に仕事に取り組んでいますよ。


インタビュアー:
荷主企業からの評価も高いでしょうね。それだけ真剣に自分の会社に向き合ってくれる社員さんがいるわけですから。


櫻井社長:
本当に有難い事に、すごく良い評価を頂いています。

ある一部分だけ請け負っていた現場では、担当の社員が本当に真剣に業務に取り組んだ結果、「他の業務もトーコンさんにお願いしたい」というお言葉を頂いたりもしました。
その企業様に行くと、「トーコンさんは、いつも本当によくやってくれている!」と初めてお会いした方に褒められたりしてね(笑)。本当に有難い事だし、社員には感謝しています。

インタビュアー:
すごい!よい評判が広まっているんですね。


櫻井社長:
前社長時代は、社長が指示をして初めて動く、という雰囲気だったのが、今は僕が何か言う前に、求める以上のことをやってくれる。本当にすごいな、と自分の会社の社員の事なのに感心してしまいます。

現在は僕が仕掛け刺激を与えた世代が精力的に動き始めていて、またそれに続く世代も、幹部候補生が両手じゃ足りないほどいるんです。しかも、みんな気持ちはえらい前向きで(笑)

インタビュアー:
社員さんがこんなに頑張っていて、前向きなのは、きっと皆さん会社が大好きだからだと
思うんですよね。「会社大好き」というオーラをヒシヒシと感じます(笑)。


櫻井社長:
確かに、お客様のために全員で動いているとき、みんな本当に楽しそうにしているなと思います。


インタビュアー:
やはり、社員さんが会社を好きなのは、「社長が好き」という要素が大きいような気がします。
そんな社長が経営者として、常日頃から大切にしている事は何ですか?


櫻井社長:
やはり、「信頼」ですね。裏切らない、嘘をつかない、ということかな。
BtoBだから、お客様とのお付き合いが長いでしょう?社員との関係も長い。
そんな中で不誠実な事をすれば、絶対にどこかでバレると思うんです。

全ては長いお付き合いだから、「誠実さ」に勝るものはないんじゃないかなと思います。社員にも常にお客様や周囲の方、仕事に対し「誠実に向き合う」ように伝えています。

インタビュアー:
だから、すばらしい社員さんが育つんですね。


櫻井社長:
お陰さまで、今は会社としてはとてもいい状態にあると思います。



■今後の経営ビジョン -幸せづくり- 

インタビュアー:
すばらしい事ですね!いい状態の中で、今後の経営ビジョンについては、どのようにお考えですか?


櫻井社長:
大きい話になってしまいますが、一言で言うと「幸せづくり」です。

これは経営理念にも掲げているのだけど、まず一人でも多くの社員が幸せになって貰いたいなと思っています。いかに会社の中で「幸せ」と感じることができる社員を生み出すかを、常に念頭においています。

今もその大きなビジョンのために勉強会を開催してみたり、横の繋がりを作る動きをしてみたり・・・色々取り組んでいるのだけれど、今後もトーコンという会社で生きていく中で、心から幸せだなと感じる社員をたくさん輩出したいと思っています。

そういう意味では、「人材輩出企業」を目指しているとも言えるかな。
うちみたいに規模の大きくない会社からでも、誠実でキラキラしていて、「幸せ」だと感じている社員を社会に輩出していけたら最高だな、と思います。

インタビュアー:
それでは、最後に社長の座右の銘をお聞かせいただけますか?


櫻井社長:
やっぱり「誠実・信頼」ですね。一人の人間として、後ろ指を指されない生き方をしたいと思う。
その為にはやはり、「嘘をつかない」ということが基本だと思っています。

僕の名前の「セイケン」は「誠」に「健康」の健と書くのだけど、この名前には、母の「誠実で健康な子どもに育ってほしい」という願いが篭っていると教えられました。
そう言う点でも、常に誠実でありたいと思っているし、あとは、「人の可能性を信じる」ということ。

人は誰でも、絶対にもっと良くなると思っているし、人は絶対により良い人生を過ごしたいと思っている、と信じています。
だから、僕のやっている事は、社員の可能性を信じて、真正面から誠実に向き合っていくこと、ただそれだけなんですよ。


会社概要

【社    名】 株式会社トーコン
【創    業】 1963年10月1日
【資 本 金】 2,000万円
【代 表 者】 代表取締役 櫻井誠健
【 取引銀行 】 芝信用金庫 梅屋敷支店
みずほ銀行 大森支店
【 事業内容 】 物流業務請負(保管・荷役・包装・流通加工)
物流関連の人材派遣(般13-300774)
有料職業紹介(13-ユ-301692)
物流コンサルテーション
プラダン製品の設計・企画・製造・販売
国内・輸出梱包

【主要取引先】 三菱ふそうトラック・バス株式会社、三菱自動車工業株式会社
三菱自動車カーライフプロダクツ株式会社、大久保歯車工業株式会社
川上産業株式会社、児玉化学工業株式会社、パラマウントベッド株式会社
ヤヨイ化学工業株式会社、古河物流株式会社






対談後記

今回は櫻井社長にお話をおうかがいいたしました。

櫻井社長は自身のポリシーを貫きとおしていらっしゃいます。その結果、社員からの信頼を集めています。
社員が社長をお手本としてお客様や周囲の方に、社長と同じように誠実に、全力で接しているため、荷主企業様からは大好評。
単なる請負企業としてではなく、一緒に課題解決に向けて動くパートナーとして信頼されていらっしゃいます。

そんな社員を育てたのは、やはり社長の社員を信じ、誠実に向き合う姿勢。
トーコン様からは、社員への想いの伝え方を学ばせていただきました。




※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。













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