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情熱会員インタビュー



「情熱会員インタビュー」Vol.28 有限会社エクセレント急便 (2011年06月16日)

有限会社エクセレント急便

2011.6.16
「情熱会員インタビュー」 Vol.28 有限会社エクセレント急便
代表取締役  岩本 憲一 氏


「情熱会員インタビュー」の第28回は、 東京都江戸川区に本社を構える有限会社エクセレント急便の代表取締役、岩本憲一様にお話をうかがいに参りました。


有限会社エクセレント急便

インタビュアー: エクセレント急便様はハンガー輸送、精密機械輸送などを中心とした全国へのスポット配送のほか、ブライダルフェアや各種展示会などのイベント関係業務などの仕事を行なっている運送会社様です。
特に、ハンガー輸送事業は設備やサービスの質といった点において業界内でも秀でており、荷主企業様から高い評価を得ていらっしゃいます。

本日は、ハンガー輸送で成功されているその理由と、今後ビジョンについてのお話を中心にうかがっていきたいと思います。 岩本社長、本日はよろしくお願いいたします。



岩本氏: よろしくお願いいたします。



インタビュアー: それではまず、御社の会社概要を教えていただけますでしょうか。



岩本氏: はい。弊社は今から16年前に赤帽1台からスタートしました。当時はまだ23歳であった私1人で事業を始めた事業です。その頃から今の主力となっているアパレル製品のハンガー輸送に取り組んでいます。



インタビュアー: ハンガー輸送とは、具体的にどのようなものを運ぶ仕事なのでしょうか。



ハンガー輸送サービスを極める

有限会社エクセレント急便

岩本氏: 簡単に言うと、スーツやドレス、高級服飾などの衣類をハンガーに吊るしたままの状態でハンガー専用車に載せてお届けするというサービスです。

衣類をその吊るした状態で輸送することで、シワを防止し、すぐに商品として陳列・展示販売できる利点があるだけでなく、梱包および開封の手間や資材を削減し、時間及びコストを大幅に削減します。 婦人服・紳士服をはじめ、シルク・カシミヤ製品などの高額商品に適した輸送方法です。



インタビュアー: 「ハンガーに吊るした状態のまま、輸送を行なう」という仕事内容なのですね。そのような仕事内容の中で、御社はどのような強みや特徴を持っているのでしょうか?



岩本氏: 1つは、豊富に車輌を用意していることです。弊社ではキャラバンタイプのものから4tトラックのものまで幅広く用意しており、お客様のご要望や輸送環境に応じて使い分けることができます。例えば、交通量が多く、狭い道もある都心部などではキャラバンタイプのもの、長距離間で大量に輸送するときは4tタイプのものを選択していただくことが可能です。



インタビュアー: きちんとした搬入口のある百貨店から、駐車場もない路地に出店しているお店まで、納品先の状況は多種多様でしょうから、それは非常に便利ですね。



岩本氏: また、弊社では空輸にも対応しています。例えば、東京から福岡まで少量のサンプルを送りたいという場合、空輸であれば陸運に比べて大幅に時間を短縮して輸送することが可能です。



インタビュアー: 質の高い迅速なサービスをお客様に提供しようとする岩本社長の思いが伝わってくるようです。そのようなこだわりを持って仕事をされているわけですが、岩本社長はそもそもなぜハンガー輸送事業を行なおうと考えたのでしょうか。



ハンガー輸送にかける想い

有限会社エクセレント急便

岩本氏: それは前に在籍していた会社の影響が大きいですね。私は物流業界に初めて入った時の会社が、ハンガー輸送を主力とする大阪の大手運送会社に入りました。その会社での2年間は、がむしゃらに働いたのですが、そのときに得られた経験やノウハウを生かして仕事をしようと思った結果、ハンガー輸送を中心とした事業を行ないたいと思うようになりました。



インタビュアー: 当時先進的なサービスを行っていた会社で一生懸命に働いて得た知識と経験が、独立をするときの自信と武器になったのですね。



岩本氏: そうですね。他には「お客様から指名で仕事をもらいやすい事業」だからという理由が大きかったように思います。ハンガー輸送というのは、専門性が高い事業なんです。ハンガーにかけているからといって輸送の仕方や積み方が悪ければ、簡単にしわになります。

一方で、一度に出来る限り多くの衣類を積み、利益を上げていくかといったことも求められますから、どこまで積んでよいかという限度を予測する必要があります。ただ、それだけに良い仕事をしたときにはお客様から喜ばれる仕事ではありますね。



インタビュアー: 岩本社長の仕事に対する情熱が伝わってくるようです。その一筋縄ではいかない仕事に対し、工夫を重ねながら仕事をして、お客様に満足していただくということがまさにモチベーションなのですね。



「元請け」になるための挑戦

有限会社エクセレント急便

インタビュアー: 御社が強みとするハンガー輸送について理解することができました。今後、この事業を拡大していくためにはどのようなことが必要だと考えていらっしゃいますか?



岩本氏: 現在、会社として課題にしているのは、下請け企業から「元請けとしても仕事が取れる企業」への転身です。

現在は大手の物流会社様からハンガー輸送部門の一部を外部委託していただく形で仕事をいただいておりますが、今後は会社の業績を安定的に伸ばしていくためにも、荷主企業様から直接仕事を請けられるようにする必要があると考えています。



インタビュアー: なるほど。そのために現在取り組まれていることはございますか?



岩本氏: 1つは、「ホームページの内容を充実させること」です。弊社は昨年、ハンガー輸送の専門サイトである「ハンガー車.com」を作成しました。

そのサイトは、アパレル製品の輸送を考えている荷主企業様が、ハンガー輸送とは何かということを理解するために作ったサイトで、実際の作業の様子を動画で確認することもできます。そのホームページの内容を充実させ、さらに荷主企業様に役立つサイトにしていきたいと考えています。



インタビュアー: 私も先日拝見いたしましたが、写真やイラストが豊富で、とても見やすいサイトでした。ホームページは企業の存在を認知させるためにも、情報提供をとおして信頼していただくためにも必須のことと思います。他にはございますか?



岩本氏: 先ほど簡単に説明しましたが、ハンガー輸送の専門車輌の数をさらに増やしていきたいと考えています。元請けになろうとすることで、仕事はさらに増えていくでしょうから、それらの専門車輌をタイミングよく増やしていくことは必要であると考えています。



インタビュアー: 特に大型のトラックであれば数百万円単位での買い物になるでしょうから、慎重に投資していく必要がありますね。



岩本氏: それから、アパレル製品の流通加工分野にも今後は事業を拡げていきたいと考えています。

現在は単にアパレル製品を輸送するのみですが、倉庫内で値札を付けたり、X線検針したり、在庫管理をしたりといった流通加工の部分から請け負いたいと考えています。



インタビュアー: 企業としても、本来の生産の方に集中することができ、効率化が図れることと思います。元請けへの転身を図るために、ホームページ、車輌の充実、流通加工分野への挑戦など、御社では様々な取り組みがなされているのですね。



繁栄し続ける企業になるために

有限会社エクセレント急便

インタビュアー: ここまでで、御社が現在行なわれている事業についてその概要を理解することができましたが、今後のビジョンとしては、どのように考えていらっしゃいますか?



岩本氏: そうですね。やはり、会社をより大きくしていきたいと思っています。現在、トラックは十数台程度ですが、それを十年後には50台のトラックが並ぶ企業になっていたいですね。

企業として大きくすることだけが経営ではありませんが、「自分が引退しても存続し、成長し続ける強い企業」になるためには、やはり一定以上の規模が必要になると思います。



インタビュアー: その思いを実現するために必要となることは何でしょうか?



岩本氏: 「後継者の育成」だと考えています。将来、自分の後を任せたいと考えている人財がいるのですが、彼が十分に育つための環境を私はまだまだ用意できていません。私と行動を共にし、会社の現状や将来について語り合う時間が必要だと思います。

また、その後継者が現場の忙しさに忙殺されることなく学習をしていってもらえるように、会社として仕組みも作っていかなければなりません。私にはやるべきことがまだまだ山積みです。



インタビュアー: 岩本社長の熱い思いが伝わってきます。岩本社長をそこまで、本気にさせているものは何でしょうか?



岩本氏: それはやはり、自分を信じてついてきてくれている社員のみんなのためではないでしょうか。

うちの会社はマナーやサービスの質の管理にうるさく、お客様のためとは思えない言動に対しては厳しく指摘します。指摘されれば嫌な思いにもなるでしょうが、そのような中でも、みんな頑張ってついてきてくれています。会社の社長として、そのような思いに応えないわけにはいかないですよね。



インタビュアー: 岩本社長としっかりとした信頼関係で結ばれているのですね。そのようなお互いを思う気持ちがエクセレント急便様の顧客志向のサービスにつながっているのだと思いました。岩本社長、本日はどうもありがとうございました。



    

社名

有限会社エクセレント急便

代表者

岩本 憲一

創業

平成7年6月7日

所在地

東京都江戸川区南葛西3-24-11

TEL

03-5605-2097

FAX

03-3877-7228

事業内容

ハンガー便配送
催事搬入出、設営・撤去作業
引越




■対談後記

アパレル製品のハンガー輸送で、業界最高水準のサービスを誇る有限会社エクセレント急便の岩本社長にインタビューを行なってきました。

お話を聞いて、大手企業にも対抗できるようにするために、中小企業ならではのフットワークの良さを活かして様々なサービスを行なっていることを理解できました。「元請けにもなれる企業になるめに」 エクセレント急便様の挑戦を、今後も応援し続けていきたいと思います。




※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。











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