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情熱会員インタビュー



「情熱会員インタビュー」Vol.27 エポックトランスポート株式会社 (2011年05月25日)

エポックトランスポート株式会社

2011.5.25
「情熱会員インタビュー」 Vol.27 エポックトランスポート株式会社
代表取締役 下河辺 哲雄 氏


「情熱会員インタビュー」の第27回は、 東京都新宿区に本社を構えるエポックトランスポート株式会社の社長、下河辺様にお話をうかがいに参りました。


エポックトランスポート株式会社

インタビュアー: エポックトランスポート様は、小型の精密機器の輸送に特化して事業を行なっている運送会社様です。精密機器の輸送に特化することを決めて以来、試行錯誤の繰り返しによって高い運送技術を確立し、今では大手企業や官公庁、大学など各方面から多数の引き合いを受けていらっしゃいます。

本日は、精密機器輸送事業に特化された理由とそれによる効果、そして今後のビジョンに関するお話を中心にうかがっていきたいと思います。 下河辺社長、本日はよろしくお願いいたします。



下河辺氏: よろしくお願いいたします。

インタビュアー: それではまず、御社の会社概要を教えていただけますでしょうか。



下河辺氏: はい。弊社は1990年に設立しました。はじめは一般貨物も含めた運送事業から開始し、2000年頃から精密機器の運送事業に特化し始めました。また、事業所や支社はなく、全国にある提携先企業の力を借りながら、依頼された場所にチャーター便での輸送を行なっています。



インタビュアー: エポックトランスポート様というと、会員制勉強会FLSの会員様の間でも有名ですが、大胆に専門特化された戦略が印象的です。

会社の方向性を決める上で「選択と集中をさせること」の重要性はよく言われますが、いざ決断するとなると非常に勇気が求められたことと思います。
そもそも、なぜ小型精密機器の輸送事業に集中されたのか、まずはその経緯を教えていただけますでしょうか。



1つのチャンスをものにする

エポックトランスポート株式会社

下河辺氏: 実は、当初、明確な経緯や理由というのはありませんでした。

先ほど、会社の概要を説明するところでも少し申し上げましたが、弊社ははじめから精密機器の輸送を専門に行なっていたわけではありません。

はじめは他の多くの企業がそうであるように、一般貨物を含め総合的な貨物を預かっていました。そもそも荷物がなくては仕事になりませんからね。

インタビュアー: そこから10年後、いよいよ精密機器事業に特化されることになったのはなぜでしょうか?



下河辺氏: 実は当時、売上げの3分の1を占めていた コンピュータ販売企業から政治的圧力による突然のキャンセルの連絡を受けたんです。それはびっくりしましたよ。その企業との取引きをさらに強化していこうと、 (※)エアサスを装着した新しいトラックを数台用意していましたから。
※【エアーサスペンション】:衝撃をソフトに受け止める空気のスプリングのこと。タイヤ・ホイール部分に装着する。



インタビュアー: それは驚いたでしょうね。結局、精密機器を強化していくという考えは変更されたのでしょうか?



下河辺氏: いえ、逆に「精密機器を持つ企業から多くの仕事を受注しよう」という考えになりました。せっかく投資した設備を無駄にしたくありません。 そこで新たにエアサス車に空調設備を装備した車両を導入し、 これが精密機器事業に特化することになったきっかけでした。

当時、精密機器の輸送を手がけているとうたっている企業は多かったものの、高い機能を備えたトラックを持ち、確かな輸送技能を持った企業は多くありませんでした。そこにチャンスを見出したのです。



インタビュアー: 不測の事態を受け止め、逆に大胆な発想をするきっかけにされたのですね。そこから、事業を拡大するためにどのような取り組みをされていったのでしょうか?



エポックトランスポート株式会社

下河辺氏: 輸送サービスを徹底して高めることに注力しました。1つの分野に絞るからには、1番にならなくてはお客様に選んでいただけませんからね。

改善に当たっては、まず、当時一般的なトラックの2倍の値段はしたエアサス・空調を備えた高機能トラックにお金を投資して数を増やしていきました。
さらに、輸送技術を高めるために他の企業の良いところを見つけては取り入れました。その他、社内で問題点を共有し、改善点を考えて、確かな輸送技術を確立していきました。

弊社のトラック内にある機器の充実度や、ブレが生じないような積み終えた時の様子を見ていただければ、その違いを理解していただけると思います。



インタビュアー: 下河辺社長の輸送品質に対するこだわりが伝わってきます。他にはございますか?



下河辺氏: それから、何より人財の教育をとおした作業品質の向上を大事にしました。詰まるところ、結局事業が上手くいくかどうかを分けるのは、すべて人ですからね。

弊社では10年ほど前から現場のドライバー全員に、名刺を持たせています。名刺を持たせたのは、自分が会社を代表して仕事をしていることや、お客様に対して責任を持って仕事を行なうということを認識してもらいたかったからです。



インタビュアー: お客様に選ばれる企業になるために、事業とそれを動かす人を強化されたという様子が伝わってきます。
御社はこのように、専門特化した戦略を機能させ、他とは違うことを行なっているという不安を徐々に自信へと変えていったのですね。



専門特化の効果を確信した瞬間

エポックトランスポート株式会社

インタビュアー: 下河辺社長が様々な取り組みを提案されたようですが、結果として会社はどのように変わってきましたか?



下河辺氏: ドライバー達のプロ意識が高くなったことは実感しています。私達が扱う精密機器の多くは、振動や温度に対してとても敏感でデリケートな機械ばかりで、常に慎重な扱いが求められます。

例えば、ロケットの部品は試作品機械のように代替えの効かない精密機器も多くあり、また、手術用医療機器などは輸送が原因で正常な稼働に支障が出たりすれば、それこそ人命にもかかわってくるなど、とても神経を使う仕事といえます。

そのような仕事であるだけに、一人一人が責任感を持って仕事をしてくれていますね。



インタビュアー: 一般的には避けられる、専門性の高い精密機器を輸送するという仕事が、逆にドライバーのやる気を奮い立たせ、結果として良い仕事をされているというわけですね。



下河辺氏: そうですね。元々考えていたことではなかったのですが、ドライバー達が本当によくやってくれていて、私は本当に感謝しています。

実は先日、このようなことがありました。あるお客様から福岡から大分への輸送を依頼されたのですが、東京にあるうちの会社に「ぜひそこの区間の輸送をしてほしい」と依頼が入ったのです。しかも、あるドライバーの指名でね。そうしたら、そのドライバーは本当に嬉しそうな顔をしていました。そのような嬉しそうな顔を見たら、「精密機器に特化する」という自分の判断は間違っていなかったのだなと思えましたね。



インタビュアー: 私まで心が温かくなってくる話です。難しい仕事でしょうが、そのように荷主様に指名を受けたり、お届け先のお客様から御礼を言われたりすると、きっと仕事冥利に尽きるのではないでしょうか。



社員全員の生きがいを引き出す会社にするために

エポックトランスポート株式会社

インタビュアー: それでは最後に、今後のビジョンを教えていただけますでしょうか。



下河辺氏: 私自身、社員のみんなの満足をもっともっと引き出せる会社にしていきたいと思っています。そのために、社長として、会社の経営をもっと強固に発展させていくことは必須となりますね。会社としてできる事業をさらに考えて、今後も精力的に頑張っていきたいと思います。



インタビュアー: 下河辺社長をそこまで頑張らせようとする理由は何でしょうか?



下河辺氏: それは、頑張って働いてくれている社員に応えたいという想いからだと思います。みんなにもそれぞれ家庭があり、その家族の方々も含め、路頭に迷わせたくないからですね。

社長一人で経営しているのなら、倒産したとき、社長1人が困ればいいんです。ですが、何十人という社員を抱えたのであれば、社員とその家族を守る義務があると思います。
そのためにも、自分は今後も勝てる経営をしていかなければなりません。



    

社名

エポックトランスポート株式会社

代表者

下河辺 哲雄

創業

1990/02

所在地

東京都新宿区早稲田鶴巻町501石塚ビル1F

TEL

03-5286-7131

FAX

03-5286-7133

事業内容

自動車運送取扱事業
一般貨物運送事業
労働者派遣事業
産業廃棄物収集運搬業許可
警備業
有価証券など貴重品輸送




■対談後記

小型の精密機器の輸送に特化する事業を手がける、エポックトランスポート株式会社の下河辺社長にお話をうかがいました。 お話をうかがって、下河辺社長が大胆な戦略を手がけるのは、一生懸命に仕事に取り組んでいる社員の方を想う気持ちから生まれていると感じました。エポックトランスポート様が今後も発展し続けることを、ずっと応援させていただきたいと思います。




※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。











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