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情熱会員インタビュー



「情熱会員インタビュー」Vol.15 茨城乳配株式会社 (2010年06月25日)

茨城乳配株式会社

2010.06.25
「情熱会員インタビュー」 Vol.15 茨城乳配株式会社
副社長 吉川国之 様


「情熱会員インタビュー」の第15回は、茨城乳配株式会社、副社長 吉川国之 様にお話をおうかがいいたしました。


食品物流のスペシャリスト

茨城乳配株式会社

インタビュアー:まずは事業内容からお聴かせいただけますか?


吉川氏:はい。弊社は創業当初から、冷凍・冷蔵の食品物流をメインで行なっています。
元々は弊社の大荷主様の仕事が9割近くを占めていたので、そのセンター運営、配送など全般を行なっていました。
現在は荷主企業様の数が増えていますけれどね。


インタビュアー:食品以外も扱っていらっしゃるのでしょうか?


吉川氏:食品以外はほとんど扱っていません。
ここ10年の間に、紙、雑貨や部品などの配送も手がけたことがあったのですが、今はほぼ全て食品ですね。
やはり、「何でも屋」だと、その道のスペシャリストに負けてしまうからです。何でもスペシャリストにはなれないですからね。
そのため、創業当初の経営方針に戻って、冷凍・冷蔵食品に絞って展開しています。


インタビュアー:なるほど。それが貴社の強みにもなっているんですね。


吉川氏:はい。それから、弊社は関東に4営業所あるのですが、そのネットワークを活かすことができる点ですね。
実際に、現在お付き合いがある大手企業様10社以上が、弊社の複数拠点を利用してくださっています。お客様にとっては便利に使っていただける特長なのではないかと思っています。


インタビュアー:なるほど。他にはどんな声をいただくことがあるんですか?


吉川氏:そうですね、弊社は「儲けるのが下手」だと思います(笑)。基本的に、「立ち位置はお客様寄り」というスタンスがあります。
なので、自社の利益が減るような提案をしてしまうこともあるし、無料で配車を組んだりすることもありました。
お金をいただくのが下手なのかな、と思うこともあるのですが、このような姿勢だからこそ、信頼していただけている部分もあると思います。


インタビュアー:今のお付き合い先は、比較的大手企業が多いのでしょうか?


吉川氏:そうですね。しかし、今は地元の中小企業様に対しても、共配を展開しようとしているんです。
茨城や栃木では、物流が弱いために、コストが上がってしまうという現状があります。
そのため、地場の中小企業様に安く荷物を運んでいただけるような共配網を作って地域に貢献したいと思っています。



茨城乳配株式会社



自分ならではの存在価値

インタビュアー:以前は大荷主の割合が9割近くとのことだったのですが、意識的に荷主企業様の数を増やそうと努力されたのでしょうか?


吉川氏:そうですね。実は、ちょうど10年前に大きく転換した時期があったんです。
私はそれまで損保会社にいたのですが、実家に戻ったときに、1社に売上が偏っている状態は非常に危険だなと思ったんです。

また、大荷主様の同業の企業で大きな事故があり、その企業の仕事をしていた運送会社が潰れてしまったり、仕事がなくなってしまった状況を見て、危機感を覚えました。
仕事がなくなって一番困るのは社員ですからね。なので、当時は小さな仕事も何でも手を出しましたし、山ほど痛い目にもあいました。そうするうちに、だんだんと今の形ができてきたんです。


インタビュアー:吉川さんは、会社に戻られたときから、営業をバリバリなさっていたんですか?


吉川氏:はい。やはり、私は当時物流の知識もなく、営業でしか自分の存在価値を示すことはできない、と思ったんです。
なので、必死で営業しましたね。また、一つの営業所を任せてもらって、黒字化するように必死に動いたり・・・。とにかく必死でしたね。




社員を守りたい

茨城乳配株式会社

インタビュアー:吉川さんが経営幹部として気をつけていること、意識していることは何でしょうか?


吉川氏:できる限り、情報を集めようとしていますね。茨城では、同業者からの情報や、最近の時流などについて知る機会が少ないため、積極的に外に出て、情報を集めるようにしています。
だから、「FUNAIロジスティクスソサエティ」はとてもよい機会なんですよね。経営者、幹部の方が何を考えているか、どのような提案をしているかを直接知り、一緒に成長していける場なんて、他にそうないですからね。


インタビュアー:ありがとうございます!


吉川氏:そして、もう一つ、大前提となっていることが「社員の命・生活を守る」ということです。
実は、以前弊社で事故を起こしてしまったことがあったんです。弊社の過失はなかったのですが、それ以来、安全について更に真剣に考えるようになりました。
「行って来ます」と行って出て行った社員が戻ってこなかったら・・・と考えると、とても怖いですね。残された家族のことを考えると、「まずは社員の命・生活」を考えなければならないと思います。


インタビュアー:なるほど。少し話が戻りますが、大荷主以外の売上を創るきっかけになったのも、「社員を守りたい」という想いからですもんね。全ての基本になっていらっしゃるんですね。


吉川氏:そうですね。だからこそ「ルール」や「規則」など、厳しくいう事もあります。それは社員に幸せになってほしいからなんですよね。私の行動は、そんな想いが基本になっていると思います。



商品力の強化

インタビュアー:それでは、今後のビジョンについてお聴かせいただけますか?


吉川氏:「各地域の物流企業として、三本の指に入る」という目標を掲げています。
売上という指標だけではなく、顧客満足度でも、指標はなんでもいいんですけれど、「名前が挙げられる企業になること」を各営業所で目標にしています。

そのための課題は、商品力と茨城乳配としての個性をもっと出すことですね。商品力に関しては、共配の部分になりますね。
今の一般的な共配のスタイルは、既にある共配網に荷主企業様が合わせるというものですが、弊社では自在性をもっと出せるように工夫しています。

既存の荷主企業様のチャーター便などにも積み合わせることによって、ある程度、荷主企業様のニーズに合わせた時間帯での配送ができると考えています。このように、もっと荷主企業様ごとにアレンジしたり、カスタマイズした共配をご提案しようと考えています。また、サービスレベルが同じでなくては、ネットワークとは言えないと考えているので、同じサービスレベルのネットワークを整備しています。今後も、このような部分を強化していきたいですね。


インタビュアー:なるほど。共配はどんどんニーズが高まっているので、今後が非常に楽しみですね。吉川さん、本日はありがとうございます!


会社概要

商 号

茨城乳配株式会社

所 在 地

〒310-0851 茨城県水戸市千波町1821番地-1
TEL 029(241)1241(代)  FAX 029(241)1244
E-mail: soumu@nyuhai.co.jp

設立年月日

昭和40年8月1日

資本金

1,000万円

従業員数

120名

代表取締役

吉 川 信 治

保有車輌数

・冷凍冷蔵車   90台
・その他の車輌  10台
・フォークリフト  6台

保有冷凍冷蔵倉庫
及び倉庫施設

・水 戸
冷蔵倉庫 1棟  115.70㎡
冷凍倉庫 1棟  200.20㎡
常温倉庫 1棟  215.84㎡
常温倉庫 1棟  137.51㎡

・千 葉
常温倉庫 1棟  639.00㎡(1階)
           411.00㎡(2階)
常温倉庫 1棟 1,977.15㎡
・宇都宮  冷蔵倉庫 1棟  181.27㎡








対談後記
吉川様は、「FUNAIロジスティクスソサエティ」の会員企業様であり、毎回様々な取り組みを発表してくださる、とても熱意溢れた方です。
今回インタビューをさせていただいて、改めて吉川様の情熱に触れられた気がしました。
茨城乳配株式会社 は今後も食品物流のスペシャリストとして意欲的に活動されるとのことで、今後も色々な事例をおうかがいしたいと思います!
吉川様にご参加いただいている「FUNAIロジスティクスソサエティ」は、情熱溢れる経営トップの方の勉強会です。
是非一度、遊びにきてみてください!



※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。












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