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情熱会員インタビュー



「情熱会員インタビュー」Vol.10 山九株式会社 (2010年03月22日)

山九株式会社

2010.03.23
「情熱会員インタビュー」第10回 山九株式会社 伊津見一彦 氏

「情熱会員インタビュー」の第7回は、山九株式会社の伊津見部長にお話をおうかがいいたしました。伊津見部長は環境に特化した物流企業のための勉強会である「FLS環境ビジネス勉強会」の会員様です。



山九株式会社

国際物流を強みとした3PL企業

インタビュアー:伊津見さん、本日は「情熱会員インタビュー」ということでお話をおうかがいしていきたいと思います。 よろしくお願いいたします!


伊津見部長:よろしくお願いします。


インタビュアー:まずは御社の事業内容からお聴かせいただけますか?


伊津見部長:はい。当社の主な事業は、物流業、機工業、構内作業の三種です。 このうち、売上の2分の1を物流業が占めています。


インタビュアー:機工や構内作業も行なっているんですね!


伊津見部長:はい。3つの事業を組み合わせて、お客様に最適なご提案をしています。


インタビュアー:なるほど。御社の特長や強みについて、お聴かせいただけますか?


伊津見部長:はい。弊社の強みの一つは国際物流です。 アジア、東南アジアに拠点を持つ日系物流企業としては最大級を誇っています。


インタビュアー:海外には何拠点あるのですか?


伊津見部長:約30拠点ほどです。中国だけで12拠点あるんです。 大規模な物流センターも保有しているので、様々なニーズに応えることができるんですよ。


インタビュアー:なるほど。そうすると、主なお取引先というのは、輸出入が絡むようなお客様が多いのでしょうか?


伊津見部長:そうですね。弊社は製造業など大手のお客様と長くお取引お付き合いをさせていただく、ということが多いですね。


インタビュアー:なるほど。


伊津見部長:弊社の立場は、アウトソーサーとして「お客様の物流部門」を代行させていただくことだと考えています。 必要であれば大規模な投資もお客様と共同で行なうんです。 こうして入り込むからこそ、信頼していただけて長いお付き合いができるんだと思っています。



圧倒的な情報システム力

伊津見部長


インタビュアー:そうなんですね。御社の強みをもう少しお聴かせいただけますか?



伊津見部長:はい。もう一つの強みとしては、情報システムに強いことですね。
弊社ではお客様のニーズに合わせて情報システムを構築しています。
例えば弊社のシステム上でお客様の生産計画を共有し、生産計画に合わせて調達や在庫の最適化を行ないます。
業務を標準化して自動化を徹底的に進め、お客様は自社のシステムをお使いになりながら実は物流システムは弊社のシステムが動きます。
お客様の業務ワークフローを中断することなく物流が自動的に行なわれるわけです。



インタビュアー:それはすごいですね!



伊津見部長:また、現在在庫がどこにどれだけあるか、がシステム上で分かるようになっています。
倉庫はもちろん、輸送中でも分かるんですよ。
このため、倉庫間の在庫の調整などもすぐにできますし、お客様も現在のリアルな在庫状況がすぐに分かるんです。
お客様のサプライチェーンを一貫して情報でつなぐ、というのが弊社の強みですね。



インタビュアー:なるほど。お客様も御社の情報システムを使うので、御社が抜けてしまったら大変なことになっちゃうわけですね。



伊津見部長:結果的にはそうなりますね。だから、弊社もリスクを負って投資もするし、目標を掲げて達成できるように日々努力をしています。



インタビュアー:掲げる目標は例えばどのようなものですか?



伊津見部長:コスト10%ダウンなど、数値で分かりやすい目標を立てます。
この達成のために、お客様側にお願いしてご協力いただく部分もあるんですよ。



インタビュアー:なるほど。パートナーとしてのポジションだからこそできること、ですね。



伊津見部長:そうですね。一緒に目標達成のために頑張るチーム、というような感覚です。



「枠」を作らない


インタビュアー:御社は機器の開発もしていらっしゃるとのことですが、現在はどのような物を開発しているのでしょうか?



伊津見部長:現在は、介護ロボットを改良して、物流現場に利用できるように研究を進めています。



インタビュアー:すごいですね!



伊津見部長:少子高齢化が急速に進む日本で荷役作業の効率化は重要な課題です。



インタビュアー:御社は物流に捉われずに、何でもやっちゃうんですね(笑)
「枠」がない、というような感じですね。



伊津見部長:弊社は本当に枠を作らずに、お客様と約束した目標達成のためなら、なんでもやりますよ!



インタビュアー:だから、自由な雰囲気がするのでしょうか?失礼に聞こえたら申し訳ないのですけれど、大企業の匂いがしないですよね(笑)



伊津見部長:そうですね(笑)枠がないし、社員も個性的な人間ばかりですしね。



インタビュアー:でもそれだけ自由な発想ができるということですよね。お客様も喜んでいただけるでしょうね!



伊津見部長:そうですね。弊社では「ここまでやるの?!」というくらい、トコトンやるので、お客様には満足していただけますね。



インタビュアー:だからこそ、継続するんですね。その姿勢は是非見習わせていただきたいです。


環境はチャンス!

山九株式会社

インタビュアー:伊津見部長には「FLS環境ビジネス勉強会」にご入会いただいておりますが、どのような思いでご参加されたのでしょうか?


伊津見部長:弊社としても、「エコ」や「環境」は必ずビジネスに繋げられるきっかけがあると感じていました。 ただし、もっと情報を得なければならなかったので参加しました。世の中の傾向も、「エコ」や「環境」に前向きになってきているので、今後はもっとチャンスが増えると思っています。


インタビュアー:御社としては、どのように環境ビジネスに取り組んでいく予定なのでしょうか?


伊津見部長:現在は回収物流などを新しく始めています。 今後も物流を活かした環境ビジネスに取り組んでいきたいと思っています。 お客様の投資の負担がないモデルを構築したいと考えています。


山九ファンの構築

インタビュアー:現在の御社の課題についてお聴かせいただけますか?


伊津見部長:海外のオペレーションの品質が国内と比べると低いので、海外のレベルアップをしなければと考えています。 情報システムの整備、管理者の教育、KPIの徹底などを行ない、海外に進出している日系企業が満足して使えるレベルに上げていきたいですね。


インタビュアー:課題解決のためには、どのようなことが必要だとお考えですか?


伊津見部長:山九への帰属意識の高い現地社員を、一人でも多く作ることが一番だと考えています。 山九のマインドをしっかり持った社員が現地にいれば、自然と品質も上がっていくと考えています。また、現在は各国で使用している情報システムが異なるので、現在は使用する情報システムを統一する構想があります。


インタビュアー:なるほど。そうすれば、現地のレベルアップも行ないやすいですね。


伊津見部長:そうなんです。まだまだ課題はありますけれど、弊社の社員はビックリするほど前向きなので、どんどん改善していくと期待しています。


インタビュアー:社員さんを見ていると分かるような気がします。今後が楽しみですね。伊津見部長、本日はありがとうございました!




対談後記
伊津見部長とお話していて、山九さんの「枠」の無さには驚きました。枠をつくらず、お客様のために徹底して自社にできることをやる、という姿勢があるから、長いお付き合いができるのですね。いつも勉強会では積極的に発言してくださる伊津見部長から、顧客視点のビジネスを教わりました。




※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。












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