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先進事例インタビュー



「先進事例インタビュー」Vol.1 株式会社エコトラック (2010年01月07日)

株式会社エコトラック 池田社長 池田取締役

2009.01.07
「先進事例インタビュー」第1回 株式会社エコトラック 池田社長 池田取締役

今回は、全車CNG車の運送会社、株式会社エコトラックの池田取締役にインタビューをいたしました。
CNG車で利益を出している、その秘訣とポイントをおうかがいいたしました!


CNG車は利益が出ない?



株式会社エコトラック 池田社長 池田取締役

インタビュアー:
池田取締役、本日は御社の取り組みについてお話をお聴かせいただければと思います。よろしくお願いいたします!


池田取締役:
よろしくお願いします。


インタビュアー:
御社は全てCNG車で運送を行なっていらっしゃるとのことですが、現在は何台保有されているのでしょうか?


池田取締役:
現在は60台です。60台全てがCNG車なんですよ。


インタビュアー:
CNG車では利益を出すことが難しいといわれていますが、そのあたりはいかがでしょうか?


池田取締役:
そうですね、まず「CNG車で利益が出にくい」という考えが間違っている、ということはお伝えしたいですね。


インタビュアー:
そうなんですか!通常のトラックと変わらずに利用できる、ということですか?


池田取締役:
もちろんです。よく、天然ガスの供給ポイントが少ないことが課題として挙げられますが、もちろん、一般のガソリンスタンドと比較すると少ないです。けれど、よく考えてみると、一般のスタンドで給油する運送会社はほとんどいないですよね。


インタビュアー:
そうですね。会社ごとに給油ポイントが決まっていることが多いですね。


池田取締役:
なので、供給ポイントの数は問題にはならないんです。また、燃料高騰の時期では、軽油が150円だったときに天然ガスが60円だったこともあります。あまり価格の変動も受けないのもメリットですね。実際に当社においては天然ガスが軽油よりも高かった時期はあまりないんです。


インタビュアー:
そうなんですか。CNG車は儲からない、というイメージから、あまり燃料代など知らない方が多いんでしょうね。燃費はどのような差があるんでしょうか?


池田取締役:
燃費はディーゼルと比較すると1割減ですね。巷で言われているような「燃費が半分になる」なんていうことはありませんよ。


本気で取り組むこと

地球にやさしい天然ガス自動車

インタビュアー:
なぜ全車CNG車で運送を行なおうと考えられたんですか?


池田取締役:
すごく私的なきっかけなんですけれどね、私の子どもはアトピーがあって、一時期とても悩んでいたんです。ちょうどその頃にCNG車が発売されて、興味を持ったことがきっかけですね。運送業というのは、排ガスの問題さえクリアすれば、とても環境に優しい事業だと思うんです。けれど、当時はそんな視点を持っている会社がなかったので、これは自分達で広めていかないと、と思ったんです。


インタビュアー:
なるほど。それでは、CNG車での取り組みを社会に広めるために始めたことなんでしょうか?


池田取締役:
その通りです。だから、どんどん他の企業も導入すればよいと思っています。


インタビュアー:
導入するにあたって、難しかったこと、苦労したことは何でしょうか?


池田取締役:
まず一番に苦労したのが、大人の偏見ですね。最初は理解してもらえず、応援してもらえなかったんです。ただ、こちらが本気でやっているということが次第に伝わって、周囲の状況も変わってきました。あとは、行政を含め、関係者への根回しが大変でしたね。今でも行政とのやり取りは密に行なっています。


インタビュアー:
そんなやり取りが行なえるくらい、本気で取り組まないと進まないということでしょうか?


池田取締役:
そうですね。テスト的にCNG車を1台導入された会社も多いようですが、やはり片手間に行なっているので結果が出なかったんじゃないかなと思います。やるなら徹底的に、ですね。


インタビュアー:
全車CNG車、ということもポイントなのでしょうね。


CNG車導入のメリット

右: 池田取締役  左: 池田社長

インタビュアー:
CNG車を導入したことによるメリットをお聴かせいただけますか?


池田取締役:
はい。まずは企業のイメージがアップして、メーカーから直接仕事の依頼が来るようになりました。今はほぼ元請けの仕事で、荷主さんも大手企業が多いですね。


インタビュアー:
なるほど。それはすばらしいですね!


池田取締役:
運賃もある程度はいただけるので、売上も上がりました。毎年売上を更新し、今期も過去最高利益なんですよ。


インタビュアー:
この時期に過去最高益とはすごいですね!やはり大きな差別化の要素になっているんですね。


池田取締役:
はい。メリットの二つ目は、よい社員が集まるようになったことです。環境に配慮した取り組みを行なっているということで、意識の高い社員が集まるようになりました。このため、業務の品質も自然と上がっていきました。


インタビュアー:
なるほど。よい循環が産まれたわけですね。


池田取締役:
はい。よい社員がいるため、現場も任せることができています。なので私は行政とのやり取りや営業に思いっきり時間を使うことができているんです。


インタビュアー:
今のお話を聞いていると、すぐにでも取り組みたいですね。


池田取締役:
はい。本気で取り組める体制が整っているのであれば、お薦めします。やはり社会に貢献している会社は、社会に生かされる、ということを強く感じました。社会にとってよいことをすれば、かならず生き残ることができると思います。


インタビュアー:
そうですね。利益の追求、という時代ではないですもんね。池田取締役、本日は本当にありがとうございました!また色々勉強させてください!



会社概要


企業名:株式会社エコトラック
所在地:〒571-0037 大阪府門真市ひえ島185番地
電話番号:072-885-3433
FAX番号:072-885-5990
代表者:代表取締役 池田 治子
資本金:1,000万円
事業内容:一般貨物自動車運送業
認可車輌:全て低公害車(天然ガス自動車)





対談後記
今回感じたことは、大手企業を中心に、環境に配慮した物流が注目を浴びはじめている、ということです。今後も、元気なメーカーは自社のイメージアップやCo2排出量の削減のため、バイオ燃料や天然ガスなどに注目していくと思われます。まだ本気で取り組んでいる企業が少ない今がチャンス!ですね。



※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。











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