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先進事例インタビュー



先進事例インタビュー Vol.6 横手運送株式会社 (2010年04月26日)

横手運送株式会社

2010.04.26
「先進事例インタビュー」 Vol.6 横手運送株式会社 代表取締役社長 塩田 謙三 氏


今回は、秋田県横手市で食品リサイクル事業に取り組んでいる、横手運送株式会社の塩田様にお話をおうかがいいたしました!





横手運送株式会社

既存事業を活かした新規事業

インタビュアー:本日は横手市で食品リサイクル事業を行なっている、横手運送様にお話をお聴きしたいと思います。よろしくお願いいたします!


塩田社長:よろしくお願いします。


塩田専務:遠いところありがとうございます。よろしくお願いします。


インタビュアー:御社は自社で食品リサイクル事業を行なっていらっしゃるとのことですが、なんと1999年から始めたんですね。最近では注目が高まっていたのですが、当時ではかなり異色だったのではないですか?




塩田社長:そうなんですよ。元々は、お付き合いのあった食品スーパー様から、生ゴミをなんとかして欲しい、というご相談があって始めたことなんです。


インタビュアー:それでは、廃棄物収集運搬、処理の許可を持っていらっしゃるんですね。


塩田社長:はい。もともと自社では一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物収集運搬の許可を取得していたんです。だから、あまり障害がなく始めることができたんですよ。


インタビュアー:なるほど。


塩田社長:環境ビジネスには当時から注目していたんです。物流企業である弊社が、どのように環境に貢献できる事業をできるか、色々考えていたんですよ。


インタビュアー:だから、既存の事業を活かしてできる食品リサイクルは最適なんですね。


塩田社長:はい。プラントも自社で持っているのですが、4坪ほどの倉庫が必要なだけですからね。やはり運送を活かせることが最大のメリットです。



地域に貢献できるビジネス

横手運送株式会社

インタビュアー:現在はできた堆肥をどのように処理していらっしゃるんですか?


塩田専務:現在は近隣の、賛同いただける農家さんに無料で使っていただいています。


インタビュアー:今までとは異なる肥料の使用は、かなり抵抗があるように思いますが、いかがでしたか?


塩田社長:やはり、なかなか使っていただく農家さんが増えませんでした。なので最初は、知り合いに使ってもらっていたんです。そこで、質の高い野菜ができるようになったので、クチコミで広まっていっています。


インタビュアー:地元のスーパーでも「YOKOUNエコフード」というブランド名で野菜が販売されているんですよね?


塩田社長:はい。期間限定で置かせていただいています。かなり好評で、スーパーさんから「次回も是非」と言っていただいているんです。


インタビュアー:それは嬉しいことですね。質の高い野菜が適正な値段で売れると、農家さんも喜びますしね。


塩田専務:そうなんです。堆肥の成分が安定してくれば、販売することも視野に入れているのですが、地域の農家さんに喜んでいただいているので、しばらくはこのままの方法で行こうかな、と思っています。




ポイントは「早く着手する」こと


横手運送株式会社

インタビュアー:この事業を行なっていくうえで、ポイントとなったことをお教えいただけますか?


塩田社長:そうですね...やはり廃棄物収集運搬の許可を取得していたということですね。弊社は以前から許可を取得していたのですが、現在はなかなか許可を取得する事は難しいようです。


インタビュアー:そうですね。だんだんと審査も厳しくなっていますからね。


塩田社長:それから、早い段階で事例が作れたことでしょうか。あるスーパーさんからのご依頼で始めたことですが、一箇所で事例ができると、次々に引き合いが来るようになったんです。横手市で食品リサイクルを行なっている企業がなかったことも大きな要因ですけれどね。


インタビュアー:なるほど、許可の取得にしても、事例づくりにしても、いち早く手がけたことが成功のポイントになっているんですね。




地域を巻き込んだ活動

横手運送株式会社

インタビュアー:今後はどのような展開を計画していらっしゃるのでしょうか?


塩田社長:今後は、プラントの受け入れ量を増やし、もっと堆肥化できる生ゴミの量を増やしていきたいと思います。また、弊社では発泡スチロール、ストレッチフィルムのリサイクル事業も行なっているので、こちらも併せて拡大していきたいですね。


インタビュアー:今後も生ゴミの回収先はスーパーなどがメインなのでしょうか?


塩田専務:はい。しかし、構想としては、家庭からの生ゴミをリサイクルしたいと思っています。弊社は家庭系の一般廃棄物の収集も行っていますからね。ただし、家庭からでるゴミは分別がきちんとされていないことが多く、なかなかリサイクルできないのが現状です。


インタビュアー:なるほど。


塩田専務:ですから、地域の方々の環境意識をいかに高めるかが、弊社の大きな課題です。


インタビュアー:そうですね。地域に根ざした事業だけに、地域の方々を巻き込んで活動していかなければ進まないですからね。塩田社長、塩田専務、本日は本当にありがとうございました!


会社概要

名 称 横手運送株式会社
所在地 〒013-0072
秋田県横手市卸町8番14号
TEL 0182-32-3667
FAX 0182-32-5672
設 立 昭和26年(1951年)2月5日
代 表 塩田 謙三
売上高 33億8,400万円(平成21年3月)
資本金 20,000千円
従業員 299名(平成22年1月現在) ※371名(グループ全体)
主要事業内容
  • 利用運送業(通運)
  • 一般貨物自動車運送事業
  • 倉庫業(一般・低温)
  • 通関業
  • 製造業
  • 産業廃棄物収集運搬業
  • 石油製品販売業
主要取引先
  • 日産自動車(株)
  • (株)日立製作所
  • (株)ヤマダフーズ
  • ユニシアJKCステアリングシステム(株)
  • (株)菱食
  • タカラスタンダード(株)
  • NOK(株)
  • 西濃運輸(株)
  • 全国通運(株) 他 敬称省略、順不同


対談後記
今回感じたことは、大手企業を中心に、環境に配慮した物流が注目を浴びはじめている、ということです。今後も、元気なメーカーは自社のイメージアップやCo2排出量の削減のため、バイオ燃料や天然ガスなどに注目していくと思われます。まだ本気で取り組んでいる企業が少ない今がチャンス!ですね。


※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。














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