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先進事例インタビュー



「先進事例インタビュー」Vol.4 四国興産有限会社 (2010年03月17日)

四国興産有限会社

2010.03.25
「先進事例インタビュー」第4回 四国興産有限会社 代表取締役 横内周二 氏

今回は、燃費向上のための活動に精力的に取り組んでいらっしゃる、四国興産有限会社 代表取締役の横内周二氏、太陽工業株式会社 物流システムカンパニーの江村雄次氏にお話をおうかがいいたしました。



四国興産有限会社

すぐに何でもやってみる

インタビュアー:横内社長は、燃費向上のために色々な取り組みを行なっていらっしゃるとおうかがいしたのですが、御社で行なっている取組みについてお聴かせいただけますか?


横内社長:はい。もともとは、なんとかコストを削減したい、という想いで、燃費燃費と騒がれる前から色々なことを行なっていたんです。なんとか利益を確保するために、必死だったんです。運賃を上げてくれ、とはなかなか言えないですからね。10年ほど前に、運転席の窓に、ちょうどピッタリはまるような網戸をつけたりしたこともありました。


インタビュアー:網戸ですか!全く聞いたことがないのですが、そういう商品もあったんですか?


横内社長:いえ、ちょうどお付き合いしていた会社さんに、「こういうことできない?」と相談して、作ってもらいました。 でも、排気ガスが入ってきてしまうので、不評だったので止めましたけれど(笑)


インタビュアー:10年前に、そのような取り組みを行なっていらっしゃったなんて、かなり進んでいますね!


横内社長:とにかく、思いついたことで、「いいな!」と思ったことはすぐに何でもやってみるようにしていました。 だからもちろん、失敗したことも多いんですけどね。


「エアースタイル」の導入

インタビュアー:それでは、かなり目が肥えていらっしゃるんですね。最近では、どのような取り組みをしていらっしゃるのでしょうか?


横内社長:最近は、太陽工業さんの、「エアースタイル」というアイドリングストップ冷房システムを導入しました。 元々は、荷待ちや仮眠時間のアイドリング時間を減らしたい、と考えていたんです。その時に江村さんに紹介してもらったんです。


エアースタイル

江村氏:横内社長は、それまで、蓄冷式の冷房装置も試されていたんですよね。


横内社長:そうなんです。でも、結局30分程しかもたなくて、ドライバーが熱中症になってしまって・・・。 だから、江村さんから「エアースタイル」の話を聞いて、「いいな!」と思ったんです。


インタビュアー:江村様、「エアースタイル」の特長についてお聴かせいただけますか?


江村氏:はい。弊社の「エアースタイル」は、アイドリングストップ時の大型トラック用冷房システムです。 主バッテリーとは別に取り付ける補助バッテリーシステム・身体に優しい間接冷房のスリーピングシェルターという寝袋に冷気を送り込む冷房モードが特長です。 トラック用電気毛布が利用できるコンセントモードも付いています。


インタビュアー:特別な燃料や電源は必要ないのでしょうか?


江村氏:はい。トラックが走行することで充電しますから、特別な燃料、電源はいりませんね。 ですから、場所を選ばずにどこにいても使うことができるんですよ。


インタビュアー:なるほど、それは嬉しいですね!


横内社長:最初は仮眠時にだけしか使えないと思ったんですけど、専用のダクトを接続すると、座ったままでもスポットのクーラーとして使えるので、ドライバーには好評ですね。


アイドリングがゼロに。

太陽工業 江村氏

インタビュアー:現在は何台に導入されているのですか?


横内社長:現在は16台中3台に取り付けています。


インタビュアー:どのような効果が出ているのでしょうか?


横内社長:はい、当社では、日中は○リットルまでアイドリングしてよい、と決めているんですけれど、実際に「エアースタイル」導入車のドライバーはアイドリングがゼロです。 これは、嬉しい結果ですね。


インタビュアー:すばらしいですね!ドライバーさんからは、どのような声があがっているのですか?


横内社長:とても喜んでくれています。導入の際には、一生懸命頑張って、アイドリングを減らしてくれているドライバーの車から導入したんです。 頑張ってくれているドライバーのために、何かしてあげたい、と思っていますからね。


インタビュアー:なるほど。そうすると、ドライバーさんは、「頑張ったら嬉しいこと」があるから、もっと頑張ることができるんですね。


横内社長:そうですね。まだ導入していないドライバーからも、「早く入れてほしい」と言われているので、検討しているところです。


インタビュアー:今後「エアースタイル」や太陽工業様に期待することは何でしょうか?


横内社長:そうですね・・・。取り付けの時間がもっと短くなれば、もっとよいと思います。 現在は半日かかってしまっているので、車が動かせないこともあるんです。


江村氏:そうですね。弊社としても、もっと簡単に、快適にご利用いただけるように、改善に取り組みます!


横内社長:そうすると、もっとドライバーも喜びますからね。少しでもドライバーの待遇をよくしなければ、と思っていますからね。


インタビュアー:そうですね。今後は労働環境が悪いと採用が難しくなってきますからね。


悪い時期こそ、準備をする

四国興産有限会社

インタビュアー:燃費向上は、多くの物流企業様のテーマになっていますが、最後に横内社長からメッセージをいただけますか?


横内社長:当社の先代社長がよく、「悪い時期の次には、必ずいい時期が来る。悪いうちに準備をしておかなければ。」と言っていました。 本当にその通りだと思うのですが、今、この時にしっかりコストを見直したり、ドライバーの意識を高めておかなければならないと思います。 そうしないと、よい時期が来ても乗り遅れてしまいますからね。


インタビュアー:なるほど。本当にその通りですね。横内社長、江村様、本日は本当にありがとうございました!




対談後記
今まで色々な燃費向上策を試した四国興産様が今回導入したのが、「エアースタイル」。 なんと導入車はアイドリングがゼロになったという嬉しい結果が出ています。 なお、「エアースタイル」はこのたび省エネ大賞を受賞されたとのことで、今後の事例にも期待したいと思います。 このように、積極的に様々な取り組みを行なっている横内社長から、不景気に物流企業が行なうべきことを教えていただきました。


※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。












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