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先進事例インタビュー



「先進事例インタビュー」Vol.15 株式会社秀和ロジスティクス (2011年02月22日)

株式会社秀和ロジスティクス

2011.2.23
「先進事例インタビュー」 Vol.15 株式会社秀和ロジスティクス
代表取締役社長 堀江均様、常務取締役 ・業務統括 大河原裕尊様


「先進事例インタビュー」の第15回は、 株式会社秀和ロジスティクス、 代表取締役社長 堀江均様、常務取締役 ・業務統括 大河原裕尊様にお話をおうかがいいたしました。


株式会社秀和ロジスティクス

インタビュアー:本日は神奈川県厚木市にある、「株式会社秀和ロジスティクス」にお話を伺いに参りました。

株式会社秀和ロジスティクス様は、
「天ぷら油などの廃食油(バイオディーゼル燃料 ※以下、BDF)で走るトラック」と題して業界の専門紙に取り上げられるなど、エコと収益性の両立を目指した先進的な取り組みをされている企業様です。

本日は、BDFで走るトラックの話を中心に、堀江社長とBDF事業の責任者である大河原常務にお話を伺いたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。



堀江氏、大河原氏:よろしくお願い致します。



インタビュアー: まずは御社の会社概要を教えて頂けますでしょうか。



堀江氏: はい。弊社は昭和52年に設立しました。本社は神奈川県内陸工業団地エリアにあり、設立以来、倉庫・運送会社を営んでいます。 BDF車への取り組みは2010年の8月から始めています。

現在は、配送業務に使用している4トン車1台を100%の廃食油BDFで試験走行させており、本社(神奈川県)と東京、埼玉、それから会社の営業所がある静岡などを結ぶエリアを走行しています。



インタビュアー: BDF車を導入させるにあたり、様々なエピソードがあるかと思います。 まずは、そもそも何故、BDF車を導入しようと考えたのか、お聞かせ頂けますか?



他の会社と同じ事をやっていては生き残れない。


株式会社秀和ロジスティクス

堀江氏: 確かに、環境のためという思いもあります。運送業は排ガスなどで環境にマイナスイメージがあるため、少しでもエコへの取り組みを目に見える形で残していきたいと考えています。
ですが、環境を優先するあまり、利益を出そうとする事を忘れてはいけないと思います。

一般的に、BDFはまだまだ価格が高いと思われがちですが、企業努力や共同で研究にも取り組んでいる研究機関の成果により、コストは軽油と変わらない所まで落ちてきました。
今後、さらに努力していけば、さらにコストは下がっていくものと思われます。



インタビュアー: 私も、BDF燃料はまだまだ高いと思っていた1人でした。
周囲の企業が、一部の人が話した意見やウワサだけを聞いて判断し、取り組もうとしなかった事に対して、チャレンジをされたわけですね。



堀江氏: そういう事になりますね。私達中小企業は、大手企業さんが謳っているように、環境のためだけに行う事業というのは出来ないのです。

私はかつて、1973年にあった石油危機を経験しており、その間、運送会社が国の政策によって石油(軽油)の使用を制限され、自由に活動する事が出来ない事も経験していきました。
他国、それから他社に依存し切る事がどれだけ危険であるかは気付いているつもりです。



インタビュアー: BDF車導入は、自立した経営を行っていくための1つであったという事でしょうか。



堀江氏: はい。実際にコストの面で言うと、軽油は値段が変動するがBDFはほとんど変動しません。 安定しているがゆえに、先を見据えた行動が取れるというメリットもあります。



やってダメなら辞めちまえ

インタビュアー: ここまでで、BDF車の導入が収益性を十分に考えた上での選択であった事が理解できました。
それでもやはり、導入に当たっては現場社員の方や周囲などからは反対の声があったのではないでしょうか?



大河原氏: その点についてですが、現場社員からはそれほど反対の声は上がりませんでした。それは、これまでの社長の様子を見て、「やって駄目なら辞めちまえ」という精神をよく理解していたからだと思います。

昔、コンピューターが出た時、今の100倍近い値段がするコンピューターをいち早く導入したのも、実は当社でした。
「試してみれば、何が問題なのか次の策が見えてくる」その思いをよく理解してくれていた事には、本当に感謝しています。



インタビュアー: 会社として一体化がよくなされているのですね。 それでは、ハードの面での問題は何かありましたか?



大河原氏: 一番の問題はインフラです。現在も給油できる場所が1ヶ所しかありません。 そのため、運転手は常に残りの燃料の量を気にする必要があり、彼らに負担を掛けさせてしまっています。

今後、その負担を軽くしてあげるためにも、会社として本格的にBDFに取り組んでいくためにも、インフラ整備の拡大は必須事項となっています。



会社としての目標・夢

株式会社丸野

インタビュアー: BDF車の導入に関して、今後はどのように考えていらっしゃいますか?



大河原氏: まずは、現在試している大型トラック車の運行を実現したいですね。それが出来れば、東京と大阪をつなぐ便が走れる事に繋がっていきます。
その後、グループ全体のトラック200台をすべてBDF車にすると共に、インフラを並行して拡大させていき、いずれは全国を天ぷらのマークがついたトラックが走り回る姿を見てみたいです。



インタビュアー:海老の天ぷらのマークがついたトラックは目立ちますね!
今日は、ビジネスの新しい形を作っていこうとする話が聞けて、とてもワクワクしました。
堀江社長、大河原常務、本日はどうもありがとうございました。



堀江氏: こちらこそ、どうもありがとうございました。



    

社名

株式会社秀和ロジスティクス

代表者

堀江 均

創業

1977年

所在地

神奈川県厚木市下川入102 内陸工業団地

TEL

046-245-3827(代表)

FAX

046-245-3829

事業内容

一般貨物自動車運送業
倉庫業(冷蔵倉庫業を除く)。
産業廃棄物処分業




■対談後記
時代の先端を行く、廃油を使ったBDF車の導入をしている秀和ロジスティクス様を 訪問させて頂きました。
お話を伺って、新規事業を真剣に、かつ楽しんで取り組まれている様子が 伺えました。
その会社としての姿勢は、業界として成熟期に入り、 新しい何かを踏み出す必要がある中小企業様にとって、特に参考になるものと思います。

※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。













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