
2010.08.15
「先進事例インタビュー」 Vol.14 越野運送株式会社
代表取締役 越野泰弘 氏
グリーン物流を荷主企業の差別化の要素に
インタビュアー:越野社長、本日はお忙しいなか、どうもありがとうございます! よろしくお願い申しあげます。
越野社長:よろしくお願いします。
インタビュアー:早速ですが、御社の「グリーン物流プロジェクト」について、お聴かせいただきたいと思います。 荷主企業と連携した取り組みとのことですが、どのように推進していらっしゃるのでしょうか?
越野社長:はい。このプロジェクトは、二つの荷主企業様にご協力をいただいています。 元々、ある企業様と、その企業様に商品を納品する卸企業様とお付き合いがありました。 その卸企業様からご依頼があったんです。 無数にある卸企業のなかで、優位性を持ちたいとのことで、グリーン物流に目をつけていただきました。
インタビュアー:なるほど。その企業様の営業の一部として、ご利用いただいているんですね。
越野社長:その通りです。 納品先の企業様も、もともとグリーン物流に興味をお持ちだったので、「一緒に実現しましょう!」とご提案しました。 今は4アイテムの納品について、このプロジェクトを利用していただいています。
荷主企業の協力が必須
インタビュアー:理想的な形ですね。どのようなご提案をしていらっしゃるのでしょうか?
越野社長:モーダルシフトの推進や、天然ガストラックの利用、ミルクラン方式による集荷・納品をご提案しています。 燃料費削減、Co2排出量の削減が実現できるので、ご好評いただいています。
インタビュアー:荷主企業には、どの部分でご協力いただいているのでしょうか?
越野社長:主に、発注量の調整をしていただいています。 今までは、一つのコンテナに入りきらなかったり、積載率が低かったりと、効率が悪い部分がありました。 それを、弊社が効率を一番に考えて、発注量を抑えていただいたり、逆にコンテナやトラック満載になるように、少し多く発注していただくという場合があります。 そして、弊社ではその発注量に応じて、パズルのような積み付け図面を作成し、現場の社員に積み付けてもらいます。 この積み付け図面を作成する際には、1mmもムダがないように、細心の注意を払っています。
インタビュアー:通常の運送では、このように荷主企業にご協力いただくなんて、あまりないことだと思います。素晴らしいですね。
越野社長:はい。理解のある企業様なので、本当にありがたいと思っています。 このような取り組みに関しては、荷主企業様のご協力がなければ不可能だと思っています。 やはり、共同で連携できる体制を整えることは必須ですね。
インタビュアー:そうですよね。自社だけでできる提案には限界がありますしね。 今後はどのように展開していくお考えでしょうか?
越野社長:既存の荷主企業様に、同様のご提案をしていきたいと思っています。 やはり、荷主企業様にご協力いただくことも多いので、良好な関係が築けていないと難しいと思います。 そのため、新規のお客様ではなく、既存のお客様に追加でご提案することになるかと思います。
環境ビジネスにも積極的に取り組む

インタビュアー:御社は環境システム事業部をお持ちですが、どのような事業を展開していらっしゃるのでしょうか?
越野社長:生ゴミ処理機などの販売、メンテナンスを行なっています。
荷主企業様から、廃棄物の削減などでご相談いただくことも多くなってきたので、弊社で何かお手伝いできるのではないか、と思って立ち上げました。今後も食品メーカー様や小売店様にご提案をしたいと思っています。
コスト削減につながるし、会社としてのPRにもなるので、ご検討いただく価値があると思っています。
インタビュアー:なるほど。環境というキーワードで様々な展開をしていらっしゃるんですね。
今後の展開が非常に楽しみですね!越野社長、本日はありがとうございました!
対談後記
「環境」というキーワードは、物流企業様にとっても大きなチャンスだと思います。越野運送様のような荷主と共同で行なうグリーン物流や、コスト削減のご提案などは是非積極的に検討していただきたいと思います!
会社概要
会社名 |
|
所在地 |
大阪市都島区都島本通5-4-22 |
設立 |
1953年(昭和28年)1月8日 |
資本金 |
1,000万円 |
代表者 |
代表取締役 越野泰弘 |
※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。













