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先進事例インタビュー



先進事例インタビュー Vol.11 センコー株式会社 (2010年06月19日)

センコー株式会社

2010.06.19
「先進事例インタビュー」 Vol.11 センコー株式会社
アグリ・福祉事業推進担当 井上 毅氏


「先進事例インタビュー」の第11回は、センコー株式会社、アグリ・福祉事業推進担当 井上 毅様にお話をおうかがいいたしました。


第一次産業への挑戦

インタビュアー:井上様、本日はありがとうございます。 早速ですが、御社がなぜ農業ビジネスに参入したか、経緯やきっかけをお話いただけますでしょうか?


井上氏:はい、3年前に弊社の社長より、「物流を自ら創出するため、第一次産業へチャレンジする」という方針が出たためです。 その方針を受けて、社会的責任を果たすため、新規事業開発部門である事業開発本部にて、アグリ事業の活動をスタートさせました。


インタビュアー:なるほど。農業というと、様々な方法がありますが、なぜ植物工場を選択されたのですか?


井上氏:農業ビジネスを行なううえで、高齢者・障害者雇用の促進を目標としたためです。 弊社をリタイアされた方なども、気持ちよく働いていただきたいと思っています。 また、もともと物流の現場では障害者雇用の業務が少ないため、別の事業でなんとか貢献したいという思いがありました。 そのため、重労働が伴う土耕ではなく、植物工場を選択しました。



産学官のコラボモデルを構築

インタビュアー:当初は農業法人をご検討だったとのことですが・・・。


井上氏:はい。初めは農業法人の設立を検討していました。 しかし、新規で立ち上げた会社のほとんどが赤字の状態です。 これには、農産物を安い価格で販売することによる投資回収の遅れと、農作物の流通経路、農業技術がないこと、農地が借りにくいことなどが理由として挙げられると考えています。 そのため、弊社では新しい福祉型アグリ事業モデルを構築しました。


インタビュアー:どのような特徴があるのでしょうか?


井上氏:まず、産学官のコラボ型で、初期投資の低減と農業技術支援の獲得を図ったことです。 具体的には廃校を利用したことや、鳥取大学農学部から指導を受けていること、鳥取県の農業新規参入支援の助成金を得ていることなどが挙げられます。 二番目の特徴としては、社会的責任を果たすため、センコースクールファームという特例子会社を設立し、高齢者・障害者雇用を促進しています。 現在は高齢者10名、障害者25名の方に働いていただいています。


インタビュアー:販売ルートはどのように工夫されたのでしょうか?


井上氏:販社と組んでいます。そのため、収入が安定化しています。 また植物工場で収穫した作物は全数買い取っていただけるので、計画的に栽培をすることができるんです。


「作物を作ったのはいいけれど、売り先がない」という状態がないんです。



4年で償却する仕組み

インタビュアー:主に栽培している作物は何でしょうか?


井上氏:はい。主にはネギなどの水耕栽培で収穫できる作物です。その他に、黄金たもぎ茸というキノコの栽培、園芸を行なっています。 先ほども少しお話しましたが、土耕のように長年の経験や重労働がなく、高齢者や障害者の方にに向いています。


インタビュアー:しかし、植物工場を設立するにあたって、かなりの投資が必要だったのではないでしょうか?


井上氏:もちろんある程度の投資は行ないましたが、ハイテクノロジーな無人生産方式ではなく、高齢者・障害者の方に負荷なく楽しく仕事ができるよう、シンプルでローコストな生産方法にしました。 廃校のリフォームに約3,000万円、キノコ栽培の施設に1,500万円、ネギのハウスに6,000万円、そのほかに、太陽光発電の設備を導入しました。


インタビュアー:なるほど。どのくらいの期間での回収を見込んでいらっしゃるのでしょうか?


井上氏:年間の売上で6,000万円を計画しているので、4年で償却が終了する予定です。


インタビュアー:すばらしいですね!全数取引していることが大きなポイントですね。



地域との共生

インタビュアー:さて、今後のビジョンをお聞かせいただけますでしょうか?


井上氏:鳥取県の農作物の販売支援を考えています。流通の部分でお手伝いすることを検討しています。 また、遊休地の再活用で、地域にもっと貢献したいと考えています。


やはり、「地域との共生」が現在の課題でもあるので、地域に貢献し、活性化するよう努力をしなければならないと感じています。


インタビュアー:なるほど。植物工場は7月から本格稼動とのことですね。 今後のよいニュースも楽しみにしています!井上様、本日は本当にありがとうございます!



会社概要

商 号

センコー株式会社

設立年月日

昭和21年7月

本社所在地

〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 

電話番号

0533-73-2991

資本金

183億4.564万円

代表者

代表取締役社長 福田 泰久

従業員数

8,010名

事業所

全国300ヵ所

車両台数

3,089台








対談後記
今回は物流企業ではまだ少ない、農業ビジネス参入の事例をおうかがいいたしました。 センコー様はしっかりとした計画のもと、地域に貢献するビジネスモデルを構築されています。 7月より本格稼動とのことで、今後が非常に楽しみです! 今後も大注目の農業については、様々な展開方法や技術があります。 船井総研では9月2日(木)、3日(金)に本物の農を学ぶ大視察セミナーを開催いたします。 農業ビジネス展開のポイントを実際に感じていただけること間違いなしです! (詳細はこちらから⇒ http://www.ecologi.net/seminar/310268.html ) 今後も農業ビジネスには大注目ですね!

9月2日(木)、3日(金)本物の農を学ぶ大視察セミナー


※本稿は、取材先企業様の発言に基づいて作成しております。












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